ダニエル・リカルドは、2021年にマクラーレンに加入することを決断する前に、フェラーリF1と移籍の可能性について交渉していたことを認めた。セバスチャン・ベッテルが2020年シーズン限りでフェラーリF1を離脱することを発表した後、カルロス・サインツが後任として移籍することが決定。ダニエル・リカルドはサインツの後任としてルノーF1からマクラーレンに移籍する複数年契約を結んだ。
ダニエル・リカルドは、キャリアを通してフェラーリへの移籍が常に噂されてきた。レッドブルでの将来を検討していた2018年の夏にもフェラーリF1と交渉の場が設けられたと理解されている。ダニエル・リカルドは、セバスチャン・ベッテルの後任の最有力候補に挙げられていたが、フェラーリF1はカルロス・サインツに冬に最初のアプローチをした後、サインツを2021年のドライバーとして選択した。「数年前からすでに議論していた。そして、それは今までずっと続いていた」とダニエル・リカルドは CNN に語った。「そうだね、それを否定するつもりはない。でも、もちろん、それは実際に実現することはなかった」交渉が結実しなかった理由についてダニエル・リカルドは「実際のところはわからないし、僕もあまり深く突っ込もうとはしてなかった」とコメント。「誰しもが、僕の名前やあらゆるバックグランドと相性がいいと言っていたけど、僕はどんな状況でも感情に流されないようにしている」「カルロスがチームに適していることは理解している。だから、『どうして僕じゃないんだ?』という風にはなっていない。『そうだね、カルロスは2019年にとても強かった』という感じだ」「彼は今、ちょっとした優良株だし、彼らがいる場所にぴったりだと思う」2018年にダニエル・リカルドはマクラーレンと交渉していたが、最終的にはルノーF1と契約することを選択した。昨年、マクラーレンは大きな進歩を遂げ、コンストラクターズ選手権で4位に躍り出たが、ダニエル・リカルドはルノーF1で期待外れな初シーズンに耐えることになった。30歳のダニエル・リカルドは、ルノーF1に到着してからわずか18か月後の移籍に“たくさんのことを考えた”と語った。「白黒つけられる決断はないと思うし、実際、白と黒で答えることはできない」とダニエル・リカルドは説明する。「電球のように『そうだ、それが僕がする必要のあることだ』とひらめいたような瞬間はなかった」「マクラーレンにも同じようにそうはならなかったし、ルノーで『次に進む必要がある』と感じた瞬間があったわけでもない」「マクラーレンとの議論はそれよりも前、たぶん2018年から行われていたし、ゆっくり時間をかけて続いていた」「当然ながら、一晩でした決断ではない。それに両者を比較するのはフェアなことではないと思う」
全文を読む