ルノーF1チームのダニエル・リカルドは、2021年のF1レギュレーションによって接近戦が可能になるのであれば、F1マシンが遅くなったとしても構わないと語る。2021年のF1レギュレーションでは、接戦バトルを可能にするためにF1マシンの空力コンセプトが変更される。先行マシンを追う際のダウンフォースの損失を抑えるためにグラウンドエフェクトを採用する。
しかし、F1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンは、新規則によってF1マシンは約3秒遅くなり、2016年のF1マシンのスピードと同等になると推定している。しかし、ダニエル・リカルドは、結果としてF1マシンが遅くなってもバトルが可能になるのであれば支持すると語る。「僕は構わない。僕がF1で過ごした最も楽しい年のひとつは2014年だった。マシンは今よりも8秒遅かった。ハードが接戦バトルができるのであれば僕は構わない」とダニエル・リカルドはコメント。「会議に参加したとき、FOMはカートトラックでカートドライバーが走る映像を流していた。いくつかバトルがあり、時速30マイルで走っている彼らを見て興奮した。接戦になるのであれば、どんなことでもエキサイティグだ」「一発の速さよりも良いレースができた方がいい。残りのキャリアでタイムトライアルもできるかもしれない。だから、3秒遅くなっても問題はない」