ダニエル・リカルドは、F1モナコGPでの序盤のピットストップによって上位フィニッシュを逃したルノーの戦略に不満を抱えている。6番グリッドからスタートした昨年のモナコウィナーであるダニエル・リカルドは、オープニングラップでケビン・マグヌッセン(ハース)を攻略して5番手を走行していた。
しかし、シャルル・ルクレールのクラッシュがきっかけでセーフティカーが導入され、ダニエル・リカルドとケビン・マグヌッセンはすぐにピットイン。だが、ステイアウトを選択してペースが伸びないキミ・ライコネン(アルファロメオ・レーシング)の後ろでコース復帰することになる。その間にカルロス・サインツ、ダニール・クビアト、アレクサンダー・アルボンはダニエル・リカルドとのギャップを広げていき、全員がピットインを済ませた時点でリカルドは順位を落とし、レース後半のロマン・グロージャンのペナルティのおかげで9位でフィニッシュした。「戦略会議ではターン1でケビンを抜くことにかなり重点が置かれていた。ある意味かなりのプレッシャーがあったけど、それが僕たちの目標だった」とダニエル・リカルドはコメント。「5番手に順位を上げると、トップ4は手の届かないところにいた。5位でターン1を抜けて笑顔になったし、その後、チームは僕に少し愛を与えてくれた」「その後、セーフティカー中にピットインするという決断をしたけど、正直、入ってすぐに直感で間違った判断だと感じた。タイヤは問題なかったし、ペースもよかったからね」「ここはトラックポジションがすべてだし、早い段階でかなり多くを捨ててしまったように感じた。本当に残念だ。今日僕たちは5位、悪くても6位を獲得する非常に大きなチャンスを逃した。そうだね、これからみんなとじっくり話し合って理解していく。でも、不満なのは確かだ。僕たちは本当に大きな結果を残せる可能性があった」「レースでのクルマはかなり良かったと思うし、ミディアムで50周走って、最後の方のラップで自己ベストを記録した」「グロージャンがペナルティを受けたと聞いたので、彼の前に飛び込んだ。最後はすべてを仕上げるために数周した。僕たちにはそれを示すペースがあった。間違いなく9位よりも良い結果を残せたはずだし、これから調査して、もっと良くしていきたい」