ダニエル・リカルドが、2019年以降もレッドブル・レーシングに残留する可能性は高いと見られている。過去数週間にわたり、ダニエル・リカルドの来季の所属チームがメディアをにぎわせている。今シーズン末でレッドブルとの契約が切れるダニエル・リカルドには、メルセデスやフェラーリへの移籍が噂されており、最近ではマクラーレンが獲得オファーを出したとの報道もなされている。
しかし、メルセデスはルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスの残留が濃厚とされ、フェラーリもキミ・ライコネン残留かシャルル・ルクレール昇格に絞ったとされ、ダニエル・リカルドへの関心は薄れているようだ。そうなると、チャンピオンを狙うダニエル・リカルドにとってはレッドブル・レーシングに残留することが最良の選択肢だと考えられている。レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ホームレースとなったF1オーストリアGPが開催された先週末のレッドブル・リンクにおいて、ダニエル・リカルドとの新契約締結が近づいていると示唆していた。また、ダニエル・リカルドは、レッドブル・リンクを訪問していたレッドブル総帥のディートリッヒ・マテシッツと今後に向けて前向きな話ができたようだ。「ビッグボス(マテシッツ)と話をした。僕は彼が大好きなんだ」とダニエル・リカルドは Corriere dello Sport にコメント。「彼が1人でチームを運営していないのは残念だ。彼ならすべてがもっと簡単になるはずだからね」「でも、どうすべきかを理解するための時間はまだいくらかある。状況がどう進展するか様子を見よう」メルセデスは、まだルイス・ハミルトンとの新契約を発表しておらず、ダニエル・リカルドの去就はハミルトンの決定を待って発表されると見られている。F1オーストリアGPの決勝日に29歳の誕生日を迎えたダニエル・リカルドだが、マシントラブルによってレースをリタイアで終えた。