ダニエル・リカルドは、最新のルノーのエンジンを使うよりも1年落ちのフェラーリエンジンを使った方が、レッドブルの調子は上がるだろうと考えている。レッドブルは、競争的なエンジン契約を確保できなければ、F1から撤退すると警告しており、その期限を今月末に設けている。レッドブルの希望はルノーに代わってフェラーリのエンジンを獲得することだが、フェラーリ側は強力なライバルに対等のパワーユニットを提供することに消極的だ。
1年落ちのフェラーリエンジンとなった場合、その条件はレッドブルをスポーツに引き止めるのに十分かと質問されたダニエル・リカルドは「それは彼らの2016年スペックがどれくらいいいかによるよ!」とコメント。「それでも僕らがライバルから20馬力差なら、今年よりもはるかに調子は良くなるはずだ。とはいっても、最高のものが得られないなら・・・それは比べてみなければならないけどね」 「僕にはわからない。今年よりは確実にマシだろうけどね。クルマがいいことは証明したし、シンガポールのようなコースならコンペティティブになれる。でも、ロングストレートのあるこういうコースでは血を流すことになる。もっとコンスタントに表彰台争いができれば、少なくともそれは正しい一歩ということになる」 ダニエル・リカルドは、レッドブルの立場がもっと明らかになるまで、将来について心配しすぎないつもりだと語る。「ネガティブな結果については考えたことがない。僕はまだポジティブだ。ディートリッヒ(マテシッツ)が期限のようなものを設けたのは良かったと思う。僕らは自分たちがどうするのか知る必要があるからね」「もし、"X"というエンジンを使うことになれば、クルマの設計を始めなければならないし、いろいろある。クリスマスまで待つわけにはいかないし、数週間後には何らかの決定、もしくは結論が出るはずだ」 「自分たちの側にまだ時間がある限り、僕はポジティブだ。まだ10月の終わりではないので、ポジティブだ。10月末が来て、何も決まっていなければ、目と耳をもっと開いて周りの状況に目を向けるつもりだ。僕たいtがスポーツに残ろうと思えるような、妥当な条件は可能だと思う。勝てるチャンスが欲しい」 レッドブルがF1から撤退した場合の“プランB”はあるかと質問されたダニエル・リカルドは「ベガスの不動産をチェックしたよ。レースをしないのであれば、そこで家を買うか借りるかしようかな! しばらくぜいたくでもするよ!」とジョークで答えた。「ジョークだよ。でも、しばらくしたら飽きてしまうだろうね。シーズンが始まった時にソファーの上でそれを見ているとしたら・・・レースがしたいと思うに決まっている。ソファーでじっとしてるには僕はまだ若すぎるよ!」