ダニエル・リカルドが、F1パドックを驚かせている。今年、トロ・ロッソからレッドブルに昇格したダニエル・リカルドが、チームメイトで現チャンピオンのセバスチャン・ベッテルより活躍していることは疑いない。ダニエル・リカルドが今季2勝をあげたのに対し、セバスチャン・ベッテルはいまだ未勝利となっている。
セバスチャン・ベッテルより2歳年下のダニエル・リカルドがキャリア2勝目をあげたF1ハンガリーGPでは、ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトン(メルセデス)とフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)のオーバーテイクを成功させた。これでダニエル・リカルドがトップドライバーの座を確実にしたと思うか質問されたフェルナンド・アロンソは「ああ、間違いないね。彼はチャンピオンチームをリードしていると思う。それがすべてを物語っている」と答えた。ルイス・ハミルトンも「パドックで一番のナイスガイの一人であるだけなく、ベストドライバーの一人でもある。それは確実だ」と同意する。 2014年シーズンを通してダニエル・リカルドの後塵を拝しているセバスチャン・ベッテルだが、2人は友好的な関係を保っており、ハンガリーでは優勝記念のチーム写真撮影にベッテルの姿もあった。 だが、称賛の言葉はそれほど滑らかには出てこなかった。レースまではダニエル・リカルドを上回っていたように見えたセバスチャン・ベッテルだが、セーフティカーやスピンによってレースは損なわれた。「良いレースではなかった。単純に正しいタイミングに正しい位置にいることが問題だった」と語るセバスチャン・ベッテルは、セーフティカーがダニエル・リカルドを有利にしたと考えている。「あれは彼にとって幸運だった。そして、彼はそこからすべてを正しくやった」
全文を読む