2024年のF1世界選手権 第8戦 モナコGPの決勝が5月26日(日)にモンテカルロ市街地コースで行われ、シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)が優勝を果たした。ポールポジションからスタートしたシャルル・ルクレールは、ペースをコントロールしながらリードを維持。6回目の挑戦で悲願のモナコ初優勝。今季初勝利、通算6勝目、モナコ人で初、37人目のモナコウィナーとなった。ポールからのスタートでは初勝利。フェラーリによっては2017年のセバスチャン。ベッテル以来の勝利となる。
2位にはオスカー・ピストリ(マクラーレン)が自身最高タイ。3位にはカルロス・サインツJr.が入り、スクーデリア・フェラーリがダブル表彰台を獲得した。サインツはオープニングラップの接触でタイヤをパンクさせてターン1でオーバーシュートしていたが、赤旗中断によって3番手からリスタートする機会を得た。日曜日のモンテカルロは晴れ渡り、気温21度、路面温度48度のドライコンディションで78周の決勝はスタート。レースはオープニングラップから波乱。セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)のスペースをケビン・マグヌセン(ハース)が突こうとして接触。ペレスはスピンし、反動で反対側を走行していたニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)に接触。3台はリタイア。ペレスのマシンは大破し、コース上にデブリがまき散らされて赤旗中断となった。前方では、エステバン・オコンとピエール・ガスリーのアルピーヌ勢が同士討ち。オコンのマシンは浮き上がって着地し、赤旗中断中にリタイア。だが、接触の責任はオコン側にあると判断されて10秒ペナルティが科された。レースでは消化できないため、次戦カナダGPで5グリッド降格が科される。赤旗にとってハードスタートを選択したドライバーは不利になり、リスタート後はペースをコントロール。トラックポジションを重視したスローペースの行列レースが展開されることになった。1位から10位まではスターティンググリッドのままの順位でフィニッシュした。ファステストラップはルイス・ハミルトン(メルセデス)が獲得。8番グリッドからスタートした角田裕毅(RB)はミディアムタイヤでスタートし、赤旗中にハードタイヤに交換して76周を走行。周回遅れとなったが、アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)を抑え切り、モナコ初ポイントを獲得した。3戦連続の入賞。モナコでの日本人の入賞は2008年の中嶋一貴、2011年の小林可夢偉に続き3人目。9位のアレクサンダー・アルボンとウィリアムズ、10位のピエール・ガスリー(アルピーヌ)は今季初ポイント獲得となった。 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿 2024年 F1モナコGP 決勝 結果・データ 順位NoドライバーチームGAPINTPOSPIT 116シャルル・ルクレールフェラーリ  - 01 281オスカー・ピアストリマクラーレン7.1527.152- 01 355カルロス・サインツフェラーリ7.5850.433- 01 44ランド・ノリスマクラーレン8.6501.054- 01 563ジョージ・ラッセルメルセデス13.3094.659- 01 61マックス・フェルスタッペンレッドブル13.8530.544- 02 744ルイス・ハミルトンメルセデス14.9081.055- 02 822角田裕毅RB1L1L- 01 923アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1L14.565- 01 1010ピエール・ガスリーアルピーヌ1L6.189- 01 1114フェルナンド・アロンソアストンマーティン2L19.238↑31 123ダニエル・リカルドRB2L0.410- 01 1377バルテリ・ボッタスザウバー2L0.223↑42 1418ランス・ストロールアストンマーティン2L1.479↓13 152ローガン・サージェントウィリアムズ2L3.059- 02 1624周冠宇ザウバー2L46.234↑22 DNF31エステバン・オコンアルピーヌ  ↓61 DNF11セルジオ・ペレスレッドブル  ↓2  DNF27ニコ・ヒュルケンベルグハース  - 0  DNF20ケビン・マグヌッセンハース  - 0 
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