2024年のF1世界選手権 第7戦 エミリア・ロマーニャGPの決勝が5月19日(日)にイモラ・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が優勝した。フェルスタッペンは、通算59勝目、今季5回目のポール・トゥ・ウィンとなったが、第2スティントのハードタイヤに苦戦。2位でフィニッシュしたランド・ノリス(マクラーレン)に0.725秒差まで迫られた。
ランド・ノリスは17回目の表彰台。そのうち9回が2位という結果となっている。3位にはフェラーリのホームレースとなったシャルル・ルクレールが入り、ティフォシに祝福された。イモラで表彰台に上ったフェラーリドライバーは、2006年のミハエル・シューマッハ以来となる。気温25度、路面温度44度のドライコンディションで63周のレースはスタート。オーバーテイクが難しいという前評判通り、トップ3はスタート順となったが、戦略とタイヤライフの違いによって直接の順位を争っていない場面を含めて、エキサイティングなオーバーテイクシーンがいくつか見られた。オスカー・ピアストリは3グリッド降格からカルロス・サインツJr.(スクーデリア・フェラーリ)を抜いて4位でフィニッシュ。ルイス・ハミルトン(メルセデス)が2つ順位を上げて6位でフィニッシュし、7位に続いたチームメイトのジョージ・ラッセルは2ストップに変更してファステストラップを記録した。8位にはセルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)、9位のランス・ストロール(アストンマーティン)は4つ順位を上げて、ピットレーンスタートのチームメイトのフェルナンド・アロンソが19位にし沈んだレースでチームに貴重なポイントをもたらした。7番グリッドからスタートした角田裕毅(RB)は、ハミルトン、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)に抜かれて序盤は苦しい戦い。ヒュルケンベルグに火か勝ってしまったことで13周目という早い段階でピットインしてハードタイヤに交換し、ヒュルケンベルグのアンダーカットに成功。しかし、ハードでスタートして36周目にミディアムに交換したペレス、同じく36周目にハードに交換したストロールに抜かれ、1周遅れの10位でフィニッシュ。悔しいレースとなったが、2戦連続でポイントを獲得した。チームメイトのダニエル・リカルドは13位だった。11位はニコ・ヒュルケンベルグ、12位はケビン・マグヌッセンとハースF1チームがポイントまであと一歩のところまで迫った。特にヒュルケンベルグは中盤まで角田裕毅に迫るパフォーマンスを見せた。アルピーヌはエステバン・オコンが14位、ピエール・ガスリーはソフトスタートの賭けに出たが、16位と成功しなかった。ザウバーは、ハードスタートの周冠宇が15位。9周目にタイヤ交換する賭けに出たバルテリ・ボッタスはハードで54周という全ドライバーのなかで最長のスティントの果てに18位でフィニッシュした。ウィリアムズは、ローガン・サージェントが17位。アレクサンダー・アルボンは、ピットストップで右フロントタイヤがしっかり装着されないままピットアウトするというアクシデントの後、エンジントラブルでこの日唯一のリタイアに終わった。 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿 2024年 F1エミリア・ロマーニャGP 決勝 結果・順位表 順位NoドライバーチームGAPINTPOSPIT 11マックス・フェルスタッペンレッドブル  - 01 24ランド・ノリスマクラーレン0.7250.725- 01 316シャルル・ルクレールフェラーリ7.9167.191- 01 481オスカー・ピアストリマクラーレン14.1326.216↑11 555カルロス・サインツフェラーリ22.3258.193↓11 644ルイス・ハミルトンメルセデス35.10412.779↑21 763ジョージ・ラッセルメルセデス47.15412.050↓12 811セルジオ・ペレスレッドブル54.7767.622↑31 918ランス・ストロールアストンマーティン79.55624.780↑41 1022角田裕毅RB1L22.132↓31 1127ニコ・ヒュルケンベルグハース1L7.421↓11 1220ケビン・マグヌッセンハース1L1.157↑61 133ダニエル・リカルドRB1L1.227↓41 1431エステバン・オコンアルピーヌ1L16.236↓21 1524周冠宇ザウバー1L1.026↑21 1610ピエール・ガスリーアルピーヌ1L4.782↓12 1777バルテリ・ボッタスザウバー1L1.336↑21 182ローガン・サージェントウィリアムズ1L5.292↓21 1914フェルナンド・アロンソアストンマーティン1L18.781↑13 DNF23アレクサンダー・アルボンウィリアムズ12L11L↓65
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