2023年F1第22戦ラスベガスGPのフリー走行3回目が現地時間11月17日(金)にラスベガス・ストリップ・サーキットで行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がタイムシートのトップに立った。現地時間20時30分からスタートした60分間のFP3セッション。前日は午前4時にセッションが終了。ルール上、通常であれば18時間空かなければならないが、F1自体が主催するラスベガスグランプリは特例のようだ。
気温17度、路面温度19度と予想されていた1ケタ台ほど寒くないが、一般道が混在するストリートサーキットで日中は解放されるため、トラックはリセットされた状態にあり、大きなトラックエボリューションが見られた。終盤にアレクサンダー・アルボン(ウィリムズ)がウォールに接触してホイールが外れてコース上に停止するアクシデントによって、残り5分で赤旗終了。ほとんどのドライバーが予選前にソフトタイヤで走行する機会を得ていたが、唯一の例外はシャルル・ルクレールとカルロス・サインツの2台のフェラーリで、昨日トップタイムをマークしたが、最も柔らかいコンパウンドでの走行を完了できなかった。これにより、ライバルチームが今週末初めてタイムシートをリードするチャンスが生まれ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がオスカー・ピアストリ(マクラーレン)に0.398秒差でトップに浮上した。地元のローガン・サージェントがウィリアムズにとって心強い3番手タイムを記録。チームメイトのアルボンもターン5でウォールと接触して左後輪を失うまでペースを上げており、タイムシートでは6番手だった。FP3の最初の3分の1はガレージに留まり、ロックアップがあったにもかかわらず、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がタイムシートで4番手となり、チームメイトのセルジオ・ペレスより1つ上の順位となった。フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が、週末序盤からの好調を維持し、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)を抑えて7番手に入ったセッション序盤は、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がマグヌッセンに急速に接近し、接触を避けるために回避行動をとる危機一髪の場面があった。アルボンのアクシデントにより、フェラーリのドライバーはどちらもソフトタイヤで代表タイムをマークできず、ルクレールとサインツはそれぞれ16番手と17番手に低迷した。ピアストリが有望なペースを見せて2番手で終えた一方、ランド・ノリスはマクラーレンのチームメイトからコンマ6秒離れ、トップ10圏内からは1つ外だった。スクーデリア・アルファタウリは、ラスベガス・ストリップ・サーキットでまたも苦戦を強いられ、角田裕毅が18番手、ダニエル・リカルドはラッセルから3.6秒離されて最下位だった。F1ラスベガスGPの予選はこの後17時(現地時間24時)から行われる。F1ラスベガスGP フリー走行3回目 結果・タイム 順位NoドライバーチームタイムGAPLAPS 163ジョージ・ラッセルメルセデス1分34秒093 23 281オスカー・ピアストリマクラーレン1分34秒4910.39820 32ローガン・サージェントウィリアムズ1分34秒6450.55217 41マックス・フェルスタッペンレッドブル1分34秒6430.56014 511セルジオ・ペレスレッドブル1分34秒9060.61313 623アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分34秒7260.63314 714フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分34秒7880.69518 844ルイス・ハミルトンメルセデス1分34秒8530.76024 977バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分34秒9080.81518 1020ケビン・マグヌッセンハース1分35秒0670.97418 114ランド・ノリスマクラーレン1分35秒0890.99617 1227ニコ・ヒュルケンベルグハース1分35秒1121.01917 1318ランス・ストロールアストンマーティン1分35秒2531.16020 1431エステバン・オコンアルピーヌ1分35秒2971.20415 1524周冠宇アルファロメオ1分35秒8811.78815 1616シャルル・ルクレールフェラーリ1分35秒9081.81522 1755カルロス・サインツフェラーリ1分35秒9391.84621 1822角田裕毅アルファタウリ1分36秒0871.99415 1910ピエール・ガスリーアルピーヌ1分36秒4852.39212 203ダニエル・リカルドアルファタウリ1分37秒7783.68515
全文を読む