2023年F1第21戦サンパウロGP(ブラジル)のスプリントシュートアウトが11月4日(土)にアウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ(インテルラゴス・サーキット)で行われ、マクラーレンのランド・ノリスがスプリントレースのポールポジションを獲得した。今年からスプリント週末のフォーマットは微調整され、土曜日のFP2の代わりに100kmのスプリントレースのグリッドを決定する短い予選となるスプリントシュートアウトが組み込まれた。土曜日は完全に独立したインベントとなる。
各セッションの時間は通常の予選よりも短く、SQ1とSQ2では新品ミディアム、SQ3は新品ソフトと使用するタイヤが指定される。スプリントのポールポジションを獲得したのはランド・ノリス。金曜日の予選ではQ2でその日の最速タイムをマークしながらも、Q3でミスをしてポールポジションを逃したノリスは、決勝のポール獲得者となったマックス・フェルスタッペンを0.061秒上回りって最速タイムをマーク。ラップ自体は“最悪”だったというものの、力技でポール獲得に結び付けた。2番手はフェルスタッペン、3番手はセルジオ・ペレスとレッドブル・レーシングの2台、4番手にはジョージ・ラッセル、5番手にはルイス・ハミルトンとメルセデスの2台が続いた。そして、6番手に続いたのが角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)。SQ1を15番手、SQ2を10番手とギリギリで通過した角田だったが、ソフトタイヤでのSQ3では力強い走りを見せ、スクーデリア・フェラーリ(ルクレール7番手/サインツ9番手)の2台、チームメイトのダニエル・リカルド(8番手)を上回って、スプリントシュートアウトではあるが、キャリアベストとなる6番グリッドを獲得した。スクーデリア・アルファタウリは、スプリントの入賞圏内であるトップ8に2台が入っており、コンストラクターズ選手権の順位アップのためにもポイント獲得が期待される。SQ1では、エステバン・オコン(アルピーヌ)がフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)に接触してクラッシュ。SQ1は残り33秒で赤旗終了となり、バリアの修復のためにSQ2は数十分にわたりディレイ。しかし、アロンソはマシンを修復することができず、SQ2に出走することができなかった。F1サンパウロGP スプリントは、この後27時30分から行われる。2023年 F1サンパウロGP スプリントシュートアウト 結果・タイム 順位NoドライバーチームSQ1SQ2Q3 14ランド・ノリスマクラーレン1分11秒8241分11秒2211分10秒622 21マックス・フェルスタッペンレッドブル1分11秒8881分11秒2621分10秒683 311セルジオ・ペレスレッドブル1分12秒2181分11秒2301分10秒756 463ジョージ・ラッセルメルセデス1分11秒9761分11秒5161分10秒876 544ルイス・ハミルトンメルセデス1分11秒8701分11秒4761分10秒940 622角田裕毅アルファタウリ1分12秒3581分11秒6761分11秒019 716シャルル・ルクレールフェラーリ1分12秒1071分11秒4731分11秒077 83ダニエル・リカルドアルファタウリ1分12秒1751分11秒4231分11秒122 955カルロス・サインツフェラーリ1分11秒7961分11秒4911分11秒126 1081オスカー・ピアストリマクラーレン1分12秒3561分11秒6481分11秒128 1120ケビン・マグヌッセンハース1分12秒0581分11秒727 1227ニコ・ヒュルケンベルグハース1分12秒1361分11秒752 1310ピエール・ガスリーアルピーヌ1分12秒2291分11秒822 1477バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分12秒3031分11秒872 1514フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分12秒224No Time 1631エステバン・オコンアルピーヌ1分12秒388 1718ランス・ストロールアストンマーティン1分12秒482 1824周冠宇アルファロメオ1分12秒497 1923アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分12秒525 202ローガン・サージェントウィリアムズ1分12秒615