2023年F1第20戦メキシコGPのフリー走行1回目が10月27日(金)にエルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)がトップタイムをマークした。2戦連続でスプリントフォーマットで実施されていたF1は、メキシコグランプリで通常営業に戻った。現地時間12時30分に気温22度、路面温度36度で60分間のFP1セッションはスタートした。
エルマノス・ロドリゲス・サーキットは全長4.305km、7つの左コーナーと10の右コーナーで構成される。標高2300メートルを超える高地の空気中の酸素は海抜0m地点に比べて78%しかなく、エンジン出力、空力それぞれに影響が生じ、他のサーキットとは異なる意味でのチーム戦略が要求される。今大会では金曜日の2回のセッションで、ピレリの2024年のC4プロトタイプタイヤのテストが実施される。F1メキシコGP フリー走行1回目のトップタイムを記録したのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。29周を走行して1分19秒718をマーク。チームメイトのセルジオペレスが0.297秒差で3番手に入った。レッドブルの2台に割って入ったのがアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)。トップとの差は0.095秒。チームメイトのローガン・サージェントは14番手タイムだった。4番手にはマクラーレンのランド・ノリス。チームメイトのオスカー・ピアストリは6番手タイムをマークし、シャルル・ルクレール(5番手)、カルロス・サインツ(7番手)のフェラーリ勢を1台ずつ上回った。8番手はダニエル・リカルド(スクーデリア・アルファタウリ)、9番手にはエステバン・オコン(アルピーヌ)。10番手にはアストンマーティンのランス・ストロール。前戦でアップデートを十分に調整できなかったチームは、レーキをつけてデータ取り。前戦で旧パッケージ戻したフェルナンド・アロンソは16番手タイムだった。今回のセッションでは5チームがルーキーFP1枠の消化に使用。5名のF2ドライバーが走行を行った。メルセデスは、ジョージ・ラッセルに代えて、F2ランキングで2位のフレデリック・ベスティ(21歳/デンマーク)を起用。19番手タイム。アプピーヌは、ピエール・ガスリーに代えて、F2ランキング4位のジャック・ドゥーハン(20歳/オーストラリア)を起用。18番手。アルファロメオは、バルテリ・ボッタスに代えて、F2ランキングトップのテオ・プルシェール(20歳/フランス)を起用。マシントラブルによってわずか4周で終えたプルシェールはタイムを記録できなかった。ハースは、ケビン・マグヌッセンに代えて、F2ランキング6位のオリバー・ベアマンを起用。フェラーリの秘蔵っ子であるベアマンはルーキーでトップとなる15番手だった。スクーデリア・アルファタウリは、角田裕毅に代えて、F2ランキング14位のアイザック・ハジャー(19歳/フランス)を起用。17番手だった。F1メキシコGP フリー走行2回目は、この後7時(現地時間16時)から行われる。2023年 F1メキシコGP フリー走行1回目 結果・タイム 順位NoドライバーチームタイムギャップLAP 11マックス・フェルスタッペンレッドブル1分19秒718 29 223アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分19秒8130.09531 311セルジオ・ペレスレッドブル1分20秒0150.29728 44ランド・ノリスマクラーレン1分20秒237 0.51930 516シャルル・ルクレールフェラーリ1分20秒2970.57930 681オスカー・ピアストリマクラーレン1分20秒4630.74632 755カルロス・サインツフェラーリ1分20秒4790.76123 83ダニエル・リカルドアルファタウリ1分20秒5680.85030 931エステバン・オコンアルピーヌ1分20秒6770.95926 1018ランス・ストロールアストンマーティン1分20秒6870.96926 1144ルイス・ハミルトンメルセデス1分20秒7241.00625 1227ニコ・ヒュルケンベルグハース1分20秒9681.25029 1324周冠宇アルファロメオ1分21秒1291.41127 142ローガン・サージェントウィリアムズ1分21秒1571.43930 1550オリバー・ベアマンハース1分21秒3131.59531 1614フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分21秒3471.62917 1741ハイザック・ハジャーアルファタウリ1分21秒9412.22325 1861ジャック・ドゥーハンアルピーヌ1分22秒1092.39125 1942フレデリック・ベスティメルセデス1分22秒9373.21926 2098テオ・プルシェールアルファロメオNo Time 4
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