2023年F1第14戦オランダGPの予選が8月26日(土)にザントフォールト・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が圧倒的な速さでポールポジションを獲得した。セッション前の雨によって路面はウェットコンディションで予選セッションはスタート。しかし、雨脚が強まることはなく、次第に路面はドライへと進化していくなかでセッションは進行していった。
そのため、各セグメントの終盤になればなるほどタイムはアップする状況。Q2では、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がノックアウトする一方で、ローガン・サージェント(ウィリアムズ)が10番手に滑り込んでQ3初進出を果たすというサプライズ。ウィリアムズ・レーシングにとって6年ぶりの2台揃ってのQ3進出となった。そして、Q3はさらに波乱の展開となる。いくつかのチームはスタートからドライタイヤでのアタックを選択。そのうちの1台であるサージェントがターン2でバリアにクラッシュして赤旗中断。その後、残り4分でシャルル・ルクレール(フェラーリ)がクラッシュして2度目の赤旗中断となった。8台での再開となった最後のシュートアウトでは、ドライとなりDRSが使用可能になったマックス・フェルスタッペンが圧巻の走りを披露。2番手のランド・ノリス(マクラーレン)に0.537秒差をつけ、今季9回目、通算29回目のポールポジションを獲得。ザントフォールトでは、母国F1オランダGPが復活してから3年連続となる。3番手はジョージ・ラッセル(メルセデス)が、4番手のアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)を0.125秒上回り、ワークスチームの意地をみせた。5番手はフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が流石の走りを見せ、カルロス・サインツ(フェラーリ)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)を上回って見せた。1番手から6番手までがチームがバラバラという興味深いグリッドとなった。角田裕毅(アルファタウリ)はQ2で敗退して14番手、ダニエル・リカルドの代役として、土曜日から急遽アルファタウリに乗ったリアム・ローソンは、ウェットでの60分間のプラクティスのみで、予選もウェットコンディションという難しい状況で20番手で予選を終えた。F1オランダGPの決勝は8月27日(日)の22時(現地時間15時)からフォーメーションラップがスタートする。2023年 F1オランダGP 予選 結果・タイム 順位NoドライバーチームQ1Q2Q3 11マックス・フェルスタッペンレッドブル1分20秒9651分18秒8561分10秒567 24ランド・ノリスマクラーレン1分21秒2761分19秒8561分11秒104 363ジョージ・ラッセルメルセデス1分21秒3451分19秒6201分11秒294 423アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分20秒9391分19秒3991分11秒419 514フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分21秒8401分19秒4291分11秒506 655カルロス・サインツフェラーリ1分21秒3211分19秒9291分11秒754 711セルジオ・ペレスレッドブル1分21秒9721分19秒7691分11秒938 881オスカー・ピアストリマクラーレン1分21秒2311分19秒3921分11秒938916シャルル・ルクレールフェラーリ1分22秒0191分19秒6001分12秒665102ローガン・サージェントウィリアムズ1分22秒0361分20秒0671分16秒7481118ランス・ストロールアストンマーティン1分21秒5701分20秒121 1210ピエール・ガスリーアルピーヌ1分21秒7351分20秒128 1344ルイス・ハミルトンメルセデス1分21秒9191分20秒151 1422角田裕毅アルファタウリ1分21秒7811分20秒230 1527ニコ・ヒュルケンベルグハース1分21秒8911分20秒250 1624周冠宇アルファロメオ1分22秒067  1731エステバン・オコンアルピーヌ1分22秒110  1820ケビン・マグヌッセンハース1分22秒192  1977バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分22秒260  2040リアム・ローソンアルファタウリ1分23秒420  
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