2022年F1第11戦オーストリアグランプリの決勝が7月10日(日)にレッドブルリンクで行われ、シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)が優勝した。雲の多い天気となったが、気温20度、路面温度29度のドライコンディションで71周のレースはスタート。トラックリミット違反によるブラック&ホワイトフラッグが多発する忙しないレースとなった。
優勝は2番グリッドからスタートしたシャルル・ルクレール。12周、37周目、53周目とコース上で3度マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)をオーバーテイク。終盤にスロットルが完全に戻らないという問題が発生したものの、1.532秒差でフェルスタッペンを抑え、4月の第3戦オーストラリアGP以来となる待望の今季3勝目、通算5勝目を挙げた。スクーデリア・フェラーリは前戦イギリスGPからの2連勝。2位はマックス・フェルスタッペン。ポールポジションからスタートして序盤はレースをリードするも、シャルル・ルクレールに抜かれると13周目にピットインしてハードタイヤに交換。だが、コーナーごとにグリップにバラツキを訴えて苦戦。37周目に再びピットインするも、再びルクレールに抜かれる展開。カルロス・サインツJr.(スクーデリア・フェラーリ)がマシントラブルでリタイアしたことで2位でフィニッシュ。ファステストラップも記録した。3位にはルイス・ハミルトン(メルセデス)が2戦連続となる表彰台を獲得。フェラーリ、レッドブルとは40秒差近くつき、戦える競争力を見せられなかったが、4位でフィニッシュしたジョージ・ラッセルとともにミッドフィールドには差をつけるパフォーマンスをみせた。5位はエステバン・オコン(アルピーヌF1チーム)、そして、6位には前戦でF1初ポイントを獲得したミック・シューマッハが2戦連続でポイント獲得。7位はランド・ノリス(マクラーレン)、8位はケビン・マグヌッセン(ハースF1チーム)、9位にはダニエル・リカルド、そして、10位には最後尾19番グリッドからスタートしたフェルナンド・アロンソ(アルピーヌF1チーム)が入り、メルセデス、アルピーヌ、マクラーレン、ハースがダブル入賞を果たした。スクーデリア・アルファタウリは、2つの5秒ペナルティを科されたピエール・ガスリーが15位、角田裕毅は17位でレースを終えてノーポイント。セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)は、オープニングラップでジョージ・ラッセル(メルセデス)との接触で最後尾に後退し、その後もレースを続行するも24周目にピットに入ってリタイア。そして、カルロス・サインツJr.(スクーデリア・フェラーリ)は3位走行中の57周目にマシンから出火してリタイア。レッドブルとフェラーリで痛み分けとなった。2022年 F1オーストリアグランプリ 決勝 結果 順位NoドライバーチームGAPINTPIT116シャルル・ルクレールフェラーリLAP713233マックス・フェルスタッペンレッドブル1.5321.5323344ルイス・ハミルトンメルセデス41.21738.6852463ジョージ・ラッセルメルセデス58.97217.7552531エステバン・オコンアルピーヌ68.4369.4642647ミック・シューマッハハース1L7.924274ランド・ノリスマクラーレン1L2.9072820ケビン・マグヌッセンハース1L3.409293ダニエル・リカルドマクラーレン1L4.7282103フェルナンド・アロンソアルピーヌ1L2.08131177バルテリ・ボッタスアルファロメオ1L1.55021223アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1L4.60221318ランス・ストロールアストンマーティン1L4.90021424周冠宇アルファロメオ1L1.72221510ピエール・ガスリーアルファタウリ1L7.2072165セバスチャン・ベッテルアストンマーティン1L1.73421722角田裕毅アルファタウリ1L1.6922DNF55カルロス・サインツフェラーリ  2DNF6ニコラス・ラティフィウィリアムズ  3DNF11セルジオ・ペレスレッドブル  2
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