2022年F1第8戦アゼルバイジャングランプリのフリー走行2回目が6月10日(金)にバクー・シティ・サーキットで行われ、シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)が初日の最速タイムをマークした。現地時間18時という予選・決勝と同じ時間にスタートしたフリー走行2回目。気温は23度、路面温度は30度とFP1よりも温度は下がり、終盤には日が傾くなかで60分間のセッッションは行われた。
他のグランプリと同様にスタートは硬い方のタイヤで確認走行を行った後、ショートランでタイムを出し、その後は各チームごとに異なるタイヤでロングランという進行。より実戦に近い形でセットアップを煮詰める作業がメインとなる。アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)がウォールに軽く接触してマシンにダメージを負うインシデントはあったもののの、FP1から赤旗は出ずに比較的スムーズに進んだ初日のフリープラクティス。トップタイムをマークしたのはスクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレール。FP1では2番手タイムだったルクレールだが、24周を走行して1分43秒224をマーク。セクター1のスピードトラップで最速スピードを記録し、初日の最速タイムをマークして反撃の狼煙を挙げた。終盤に無線でエンジンの違和感を訴えていたが、チーム側のデータでは異常はないと返答を受けている。2番手タイムはレッドブル・レーシングのセルジオ・ペレス。ルクレールとの差は0.248秒だった。3番手にはチームメイトのマックス・フェルスタッペン。FP1でDRSのフラップがバタつく問題が見られたが、FP2ではしっかりと修正してきた。4番手タイムはアルピーヌF1チームのフェルナンド・アロンソ。セクター3で区間ベストをマークするパフォーマンスを見せ、トップから1秒以内につけて2強チームに割って入った。5番手のカルロス・サインツJr.(スクーデリア・フェラーリ)はFP1からいまいち波に乗り切れていないように見え、トップから1.050秒差でセッションを終えた。6番手にはスクーデリア・フェラーリのピエール・ガスリー。8番手タイムだったチームメイトの角田裕毅を上回った。メルセデスF1は、ジョージ・ラッセルが7番手、ルイス・ハミルトンが12番手で初日を終了。ポーパシングはどのチームよりも大きく出ているように見える。F1アゼルバイジャングランプリは、土曜日に20時(現地時間15時)から60分間のフリー走行3回目、23時(現地時間18時)から予選が行われる。2022年 F1アゼルバイジャングランプリ フリー走行2回目 結果・タイム 順位NoドライバーチームタイムGAPLAPS 116シャルル・ルクレールフェラーリ1分43秒224 24 211セルジオ・ペレスレッドブル1分43秒4720.24822 333マックス・フェルスタッペンレッドブル1分43秒5800.35618 43フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分44秒1420.91822 555カルロス・サインツフェラーリ1分44秒2741.05025 610ピエール・ガスリーアルファタウリ1分44秒3151.09126 763ジョージ・ラッセルメルセデス1分44秒5481.32426 822角田裕毅アルファタウリ1分44秒5671.34324 931エステバン・オコンアルピーヌ1分44秒6091.38524 104ランド・ノリスマクラーレン1分44秒7711.54723 115セバスチャン・ベッテルアストンマーティン1分44秒7811.55727 1244ルイス・ハミルトンメルセデス1分44秒8741.65025 1318ランス・ストロールアストンマーティン1分44秒8741.65026 143ダニエル・リカルドマクラーレン1分45秒0591.83525 1577バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分45秒1151.89125 1620ケビン・マグヌッセンハース1分45秒2642.04024 1724周冠宇アルファロメオ1分45秒5882.36426 1823アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分46秒3973.17313 1947ミック・シューマッハハース1分46秒4253.20121 206ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分47秒2183.99426
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