2022年のF1世界選手権 開幕戦バーレーングランプリの予選が3月19日(土)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われ、シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)がポールポジションを獲得した。各チームの2022年F1マシンの実力がいよいよ明らかになった。軽い燃料、タイヤをフル活用、フルパワーのエンジン、同じコンディション。現地時間18時、気温19度、路面温度26度のドライコンディションで予選セッションはスタート。戦いの火蓋が切って落とされた。
ポールポジションを獲得したのはスクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレール。1分30秒558をマークし、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)を0.123秒上回り、2021年のF1アゼルバイジャンGP以来通算10回目、そして、2022年の記念すべき最初のポールポジションを獲得した。3番手にもカルロス・サインツが続き、跳ね馬が復活の狼煙を上げた。4番手にはセルジオ・ペレスが続き、前2列はレッドブル・レーシングとスクーデリア・フェラーリの4台で埋まった。5番手はメルセデスF1のルイス・ハミルトン。予選の時点ではメルセデスF1のこれまでの苦戦ぶりが本物であることが証明された。6番手にはアルファロメオのバルテリ・ボッタスが続き、自身の後任としてメルセデスF1に加入して9番手だったジョージ・ラッセルを上回った。7番手にはハースF1チームのケビン・マグヌッセン。2年ぶりにF1復帰していきなり強さをみせた。Q2でハイドロリックの小さな問題が発生しており、それがパフォーマンスに影響を与えた可能性もある。チームメイトのミック・シューマッハも12番手に入り、昨年最下位だったチームがミッドフィールドの上位へと飛躍を果たした。8番手にはフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、10番手にはピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)が入り、トップ10には7チームが入った。ハースF1チームとアルファロメオのQ3進出の一方で、昨年ランキング4位のマクラーレンはQ2で姿を消した。バルセロナテストでは好調に見えたが、続くバーレーンテストで現れたブレーキ冷却の問題が尾を引いた。ハイドロリックの問題でフリー走行3回目を走れなかった角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)は、Q1で敗退して16番手だった。2022年F1バーレーングランプリの決勝レースは、3月20日(日)の24時(現地時間18時)からフォーメーションラップが行われる。2022年 開幕戦 F1バーレーンGP 予選結果・タイム順位NoドライバーチームQ1Q2Q3116シャルル・ルクレールフェラーリ1分31秒4711分30秒9321分30秒558233マックス・フェルスタッペンレッドブル1分31秒7851分30秒7571分30秒681355カルロス・サインツフェラーリ1分31秒5671分30秒7871分30秒687411セルジオ・ペレスレッドブル1分32秒3461分31秒0081分30秒921544ルイス・ハミルトンメルセデス1分32秒2691分31秒0481分31秒238677バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分31秒9191分31秒7171分31秒560720ケビン・マグヌッセンハース1分31秒9551分31秒4611分31秒80883フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分32秒2851分31秒6211分32秒195963ジョージ・ラッセルメルセデス1分32秒2391分31秒252分32秒2161010ピエール・ガスリーアルファタウリ1分32秒0411分31秒635分32秒3381131エステバン・オコンアルピーヌ1分32秒4931分31秒782 1247ミック・シューマッハハース1分32秒3111分31秒998 134ランド・ノリスマクラーレン1分32秒0961分32秒008 1423アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分32秒7261分32秒664 1524周冠宇アルファロメオ1分32秒3801分33秒543 1622角田裕毅アルファタウリ1分32秒750 1727ニコ・ヒュルケンベルグアストンマーティン1分32秒777 183ダニエル・リカルドマクラーレン1分32秒945 1918ランス・ストロールアストンマーティン1分33秒032 206ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分33秒634