2022年のF1世界選手権 開幕戦バーレーングランプリのフリー走行3回目が3月19日(土)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)がトップタイムを記録した。現地時間15時に気温22度、路面温度38度と前日よりも少し暖かいコンディションで60分のFP3セッションはスタート。
FP3はスローなスタートとなり、数名がインスタレーションラップを終えた後、開始15分からチラホラとコースに出始め、20分頃から本格的な走行がスタート。多くのドライバーがソフトタイヤで走行を開始。マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が最初のアタックで唯一の1分33秒台に入れてトップタイムをマークする。開始30分に差し掛かろうとしたところでシャルル・ルクレール(フェラーリ)がターン11でスピン。危うくグラベルで減速してクラッシュを免れて走行を続ける。中古のソフトのため問題はなさそうだ。この時点で角田裕毅はまだコースに出ておらず、ガレージでは作業台にマシンが挙げられ、ステアリング周りの作業が行われている。後に流れた映像ではガレージからコースに出ようとしたときにステアリングが動いていないシーンが流れ、角田裕毅は「オイルの匂いがする」と報告。ハイドロリックの問題であり、角田裕毅はこのセッションで走行することができなかった。後半はメルセデス勢、マクラーレン勢、カルロス・サインツ(フェラーリ)など前日のセットアップに納得していなかったドライバーはタイムを出しに行くドライビングを続けるが、その以外のドライバーはガレージに戻り、比較的静かな時間が続く。残り15分でマックス・フェルスタッペンも新品のソフトタイヤでコースイン。しかし、ターン1でタイヤをロックさせてアタックを放棄した。他のドライバーもソフトタイヤでコースインし始める。最終的にトップタイムを記録したのはレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン。1分32秒544をマーク。2番手には0.096秒の僅差でシャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)が食らいついている。3番手にはチームメイトのセルジオ・オペレスが0.247秒差。4番手にはメルセデスF1のジョージ・ラッセル。問題のポーパシングは解消していないがタイムは出ている。チームメイトのルイス・ハミルトンも6番手につけ、前日よりも改善が感じられた。7番手はケビン・マグヌッセン(ハースF1チーム)、8番手・9番手にバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)とミッドフィールドはフェラーリエンジン勢が速いさを見せている。前日、気温が下がったFP2で苦戦したピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)は13番手。重要なのは予選だが、マグヌッセンから約0.8秒と厳しい状況だ。F1バーレーンGPの予選は、この後24j時(現地時間18時)から行われる。2022年 F1開幕戦 バーレーングランプリ フリー走行3回目 結果・タイム 順位NoドライバーチームタイムGAPLAPS133マックス・フェルスタッペンレッドブル1分32秒544 15216シャルル・ルクレールフェラーリ1分32秒6400.09616311セルジオ・ペレスレッドブル1分32秒7910.24720463ジョージ・ラッセルメルセデス1分32秒9350.39119555カルロス・サインツフェラーリ1分33秒0530.50920644ルイス・ハミルトンメルセデス1分33秒1210.57715720ケビン・マグヌッセンハース1分33秒4370.89315877バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分33秒7331.18921924周冠宇アルファロメオ1分33秒8801.226181018ランス・ストロールアストンマーティン1分33秒9201.37614114ランド・ノリスマクラーレン1分33秒9551.411181227ニコ・ヒュルケンベルグアストンマーティン1分33秒9711.427181310ピエール・ガスリーアルファタウリ1分34秒1761,632181447ミック・シューマッハハース1分34秒2951.75117153ダニエル・リカルドマクラーレン1分34秒3781.83420163フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分34秒6282.084151723アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分34秒8682.324151831エステバン・オコンアルピーヌ1分34秒9572.41316196ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分35秒6673.123142022角田裕毅アルファタウリNo TIme 0 走行できなかった角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
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