2022年のF1プレシーズンテストが3月12日(土)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで最終日を迎え、アップデート版RB18を投入したレッドブル・レーシングのセルジオ・ペレスが午前中の4時間のセッションでタイムシートのトップに立った。F1バーレーンテストもいよいよ最終日。シートで覆われていたレッドブル・レーシングのガレージから出てきたセルジオ・ペレスのRB18は、アップデートされたサイドポッドと新しいフロアで登場した。
セルジオ・ペレスは、コースインした最初のプッシュラップで最速タイムを刻み、序盤は周冠宇(アルファロメオF1チーム)とタイムシートのトップを交換しながらテストを進めた。これまでほぼすべてのセッションでレースシミュレーションに焦点を当てていたレッドブル・レーシングだが、終盤にC4コンパンドでの予選走行に切り替え、ペレスは1分33秒105という新しいベンチマークタイムを設定した。2番手には周冠宇が0.854秒差で続いた。3番手のピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)は、ルイス・ハミルトンと模擬レースを展開。数周にわたって何度もポジションを入れ替え、新世代F1マシンが目標をある程度達成していることを垣間見せた。スクーデリア・フェラーリのカルロス・サインツは、最新のフロントウイングを搭載したピンク色のアルピーヌF1を走らせたフェルナンド・アロンソに先んじて4番手タイムをマーク。ダニエル・リカルドが新型コロナウイルスに感染してしまったマクラーレンは、ランド・ノリスが3日間連続で終日のテストを担当。初日からブレーキに問題を抱えているマクラーレンは39周の走行にとどまった。2日目に衝撃的なブレーキ火災でわずか12周しか走行できなかったニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)は、午前中だけで73周を走行して遅れを取り戻した。アストンマーティンF1のランス・ストローリウは53周を走行。7回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンは中断がなかった午前中のセッションでレースシミュレーションに集中し、メルセデスW13で78周を走行した。他チームよりも1時間早く走行を開始したハースF1チームだが、燃料システムのトラブルでケビン・マグヌッセンは多くの時間をガレージで過ごし、38周で午前中のセッションを終えた。1時間のランチブレークを挟んで、現地時間午後3時からセッションは再開。アルピーヌF1チーム(フェルナンド・アロンソ)とマクラーレン(ランド・ノリス)以外はドライバーを交代する。2022年 F1バーレンテスト 3日目(午前) 結果 順位ドライバーチームタイムGAP周回 1セルジオ・ペレスレッドブル1分33秒105 43 2周冠宇アルファロメオ1分33秒9590.85482 3ピエール・ガスリーアルファタウリ1分34秒8651.76091 4カルロス・サインツフェラーリ1分34秒9051.80068C45フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分35秒3282.22354 6ランド・ノリスマクラーレン1分35秒5042.38939 7ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分35秒6342.52973 8ランス・ストロールアストンマーティン1分36秒0292.92453 9ルイス・ハミルトンメルセデス1分36秒2173.11278 10ケビン・マグヌッセンハース1分38秒6165.51138  この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿
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