2021年 第20戦 F1カタールGPの決勝が11月21日(日)にロサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、メルセデスF1のルイス・ハミルトンが優勝した。今季最後の3連戦の3戦目。F1初開催となるロサイル・インターナショナル・サーキットは2004年に完成し、長らくMotoGPの開催地を務めてきた。約1㎞のメインストレートから中高速コーナーをタイトな低速コーナーでつなぐレイアウトが特徴的だ。
日曜日のドーハは晴れ。日没後の午後5時、気温26.4度、路面温度31.3度のドライコンディションで57周のレースのスタートが切られた。優勝はポールポジションからスタートしたメルセデスF1のルイス・ハミルトン。スタートからリードを譲らず、2位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がファステストラップ獲得のためにピットインしたこともあり、25.743秒の大差をつけてトップでチェッカー。2連勝となる今シーズン7勝目、通算102勝目を挙げた。2位のマックス・フェルスタッペンは、決勝直前に予選でのダブルイエロー無視によって5グリッド降格ペナルティが決定して7番グリッドからのスタートとなるが、5周目に2番手まで挽回。ルイス・ハミルトンに仕掛けるまでは近づけなかったが、ファステストラップも獲得し、圧倒的に不利なレースで最大のダメージリミテーションのレースとなった。今回のレースで、ドライバーズ選手権は首位のマックス・フェルスタッペンが351.5ポイント、2位のルイス・ハミルトンが343.5ポイントと8ポイント差まで縮まった。3位はアルピーヌF1のフェルナンド・アロンソ。3番グリッドから1ストップ戦略を採用したアロンソは、2014年のF1ハンガリーGPの2位表彰台以来、7年ぶりの表彰台を獲得。レースのドライバー・オブ・ザ・デイにも選出された。4位はレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレス。11番グリッドからのスタートとなったが、いくつか素晴らしいオーバーテイクを見せて12ポイントを獲得。バルテリ・ボッタスがリタイアに終わったことで、コンストラクターズ選手権は首位のメルセデスが546.5ポイント、2位のレッドブル・ホンダが541.5ポイントと5ポイント差に縮まった。アルファタウリ・ホンダは、ピエール・ガスリーが2番グリッド、角田裕毅が8番グリッドと好位置からのスタートとなったが、ソフトタイヤスタートでの2ストップ戦略が機能せず、ガスリー11位、角田13位とノーポイント。ライバルのアルピーヌが1ストップ戦略でフェルナンド・アロンソが3位、エステバン・オコン5位に入ったことで、ランキング5位のアルピーヌと同点だったポイントが一気に25ポイント差まで開いた。ランキング3位のフェラーリvsマクラーレンは、カルロス・サインツが7位、シャルル・ルクレールが8位とフェラーリがダブル入賞したのに対し、マクラーレンはランド・ノリスが9位となり、フェラーリがその差を39ポイントまで広げた。レースは1ストップを採用した数名のドライバーが続々とパンクする展開。バルテリ・ボッタスとニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)はリタイア。ランド・ノリス(マクラーレン)とジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)はタイヤ交換を余儀なくされた。2021年 第20戦 F1カタールGP 決勝 結果・タイム順位NoドライバーチームGAPINTPIT144ルイス・ハミルトンメルセデスLAP572233マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ25.74325.743333フェルナンド・アロンソアルピーヌ59.45733.7141411セルジオ・ペレスレッドブル・ホンダ62.3062.8492531エステバン・オコンアルピーヌ80.57018.2641618ランス・ストロールアストンマーティン81.2740.0741755カルロス・サインツフェラーリ81.9110.6371816シャルル・ルクレールフェラーリ83.1261.215194ランド・ノリスマクラーレン1L5.5012105セバスチャン・ベッテルアストンマーティン1L4.88111110ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダ1L5.5932126ダニエル・リカルドマクラーレン1L22.41111314角田裕毅アルファタウリ・ホンダ1L0.3262147キミ・ライコネンアルファロメオ1L2.80921599アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1L24.40821647ミック・シューマッハハース1L1.57811763ジョージ・ラッセルウィリアムズ2L45.6162189ニキータ・マゼピンハース2L22.3471DNF22ニコラス・ラティフィウィリアムズ  1DNF77バルテリ・ボッタスメルセデス  2
全文を読む