2021年 F1カタールGPのフリー走行2回目が11月19日(土)にロサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、メルセデスF1のバルテリ・ボッタスがトップタイムをマークした。日没を過ぎて灯火照明がオンになったロサイル・インターナショナル・サーキット。気温26.9度、路面温度31.3度とFP1よりも10度以上低い路面温度で60分間のFP2セッションはスタート。
FP2は、予選と決勝を見据えたマシンのセットアップとタイヤ戦略を決定するためのデータ収集がメインとなる。トワイライトレースで開催されるF1カタールGPは、このFP2セッションだけが予選・決勝と同じ時間帯のコンディションで行われる。そのため、各チームとドライバーは、気温が下がり、急速に路面が進化するなかで、ショート&ロングランで各セクターで特にタイヤに関するデータを揃えられるかがポイントとなる。FP2では全ドライバーがミディアムもしくはハードで走行を開始。その後、ソフトに交換してショートランを行うチームが目立った。なお、FP1からの変更点として、トラックリミットは5つのコーナーではなく、全コーナーに設置された。ショートラップを行った後、ロングランをソフトで行うドライバーが多く見られており、今大会ではC3という堅いコンパウンドのソフトを各チームは使えるタイヤとして見なしているようだ。フリー走行2回目のトップタイムを記録したのはメルセデスF1のバルテリ・ボッタス。27周を走行して1分23秒148をマークした。チームメイトのルイス・ハミルトンは4番手だったが、そこまで本気で攻めている様子は見られなかった。2番手には好調アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリー。トップから0.209秒差の1分23秒357をマークし、レッドブルの2台とメルセデスの1台を上回った。チームメイトの角田裕毅もセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ/8番手)を上回る7番手タイムをマークした。3番手はレッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペン。トップとの差は0.350秒。レッドブル・ホンダF1は、今回のセッションに向けて薄いダウンフォースをつけてダウンフォースを削ったが、ストレートでは遅く、コーナーもバランスも崩れるなど失敗に終わったようだ。レッドブル・ホンダF1勢は、2台ともDRSをオープンにした際にフラップがぐらつくトラブルに見舞われていた。5番手はランド・ノリス(マクラーレン)、6番手はランス・ストロール(アストンマーティン)が入った。アスンマーティンはセバスチャン・ベッテルも9番手。10番手に終わったカルロス・サインツ(フェラーリ)を上回るパフォーマンスを見せた。11番手と12番手にはアルピーヌF1勢が続くなど、ミッドフィールドも混戦状態となっている。ハースF1のニキータ・マゼピンは、FP1でダメージを負ったことでシャシー交換を余儀なくされ、FP2セッションは不参加となった。F1カタールGP フリー走行3回目は、明日20日(土)の20時から行われる。2021年 第20戦 F1カタールGP フリー走行2回目 結果・タイム順位NoドライバーチームタイムGAPLAPS177バルテリ・ボッタスメルセデス1分23秒148 27210ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダ1分23秒3570.20927333マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ1分23秒4980.35020444ルイス・ハミルトンメルセデス1分23秒5700.4222554ランド・ノリスマクラーレン1分23秒6320.48424618ランス・ストロールアストンマーティン1分23秒7050.55726714角田裕毅アルファタウリ・ホンダ1分23秒7350.58728811セルジオ・ペレスレッドブル・ホンダ1分23秒7870.6382095セバスチャン・ベッテルアストンマーティン1分24秒0200.872271055カルロス・サインツフェラーリ1分24秒0330.885281131エステバン・オコンアルピーヌ1分24秒0410.89329123フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分24秒0560.908251316シャルル・ルクレールフェラーリ1分24秒0950.94723146ダニエル・リカルドマクラーレン1分24秒1350.98724157キミ・ライコネンアルファロメオ1分24秒6311.483261663ジョージ・ラッセルウィリアムズ1分24秒9541.806271799アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1分25秒0721.924231822ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分25秒2092.061281947ミック・シューマッハハース1分25秒5752.42727209ニキータ・マゼピンハースNo Time  
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