2021年 F1アメリカGPの予選が10月23日(土)にサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がポールポジションを獲得した。新型コロナウイルスの影響で2年ぶりの開催となるF1アメリカGP。舞台となるサーキット・オブ・ジ・アメリカズは、反時計回りのコースで、20のコーナーを持ち、約40メートルの高低差があるテクニカルなサーキットとなっている。
土曜日のオースティンは晴れ。気温29.7度、路面温度37.1度のドライコンディションで予選セッションはスタート。だが、終了間際に小雨が降った。ポールポジションを獲得したのはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。1分32秒910をマークし、2番手のルイス・ハミルトンに0.209秒差をつけて今季8回目、通算12回目のポールポジションを獲得した。サーキット・オブ・ジ・アメリカズで初めてメルセデスからポールを奪った。3番手にはチームメイトのセルジオ・ペレス。最終アタックで雨の影響を受けたこともあり、ルイス・ハミルトンに0.015秒届かず、残念ながらレッドブル・ホンダのフロントロー独占とはならなかった。4番手のバルテリ・ボッタス(メルセデス)は、エンジン交換によって5グリッドペナルティが決定しており、明日は9番グリッドに降格する。5番手にシャルル・ルクレール、6番手にカルロス・サインツ、7番手にダニエル・リカルド、8番手にランド・ノリスと、コンストラクターズ選手権3位を狙うフェラーリとマクラーレンが熾烈な戦いを繰り広げ、予選ではフェラーリに軍配が上がった。アルファタウリ・ホンダの2台もQ3進出を果たし、ホンダF1エンジン勢は全4台がトップ10入り。ピエール・ガスリーは9番手、角田裕毅は10番手。角田はトップ10ドライバーのなかでは唯一ソフトタイヤでのスタートとなる。今週末のF1アメリカGPではダブルイエローでは自動でタイムが抹消されるシステムが導入されたが、予選Q1でアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)がスピンを喫したことでダブルイエローフラッグが提示。後続の数名のドライバーがアタックをできなかった。現時点でPU交換ぺナルティによって“Back of the Grid”が決定している3名は、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)が18番グリッド、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)が19番グリッド、ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)が20番グリッドとなる。F1アメリカGPの決勝は日本時間10月25日(月)の午前4時からフォーメーションラップが行われる。2021年 第17戦 F1アメリカGP 予選 結果・タイム 順位NoドライバーチームQ1Q2Q3133マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ1分34秒3521分33秒4541分32秒910244ルイス・ハミルトンメルセデス1分34秒5791分33秒7971分33秒119311セルジオ・ペレスレッドブル・ホンダ1分34秒3691分34秒1781分33秒134477バルテリ・ボッタスメルセデス1分34秒5901分33秒9561分33秒475516シャルル・ルクレールフェラーリ1分34秒1531分33秒9281分33秒606655カルロス・サインツフェラーリ1分34秒5581分34秒1261分33秒79276ダニエル・リカルドマクラーレン1分34秒4071分34秒6431分33秒80884ランド・ノリスマクラーレン1分34秒5511分33秒8801分33秒887910ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダ1分34秒5671分34秒5831分34秒1181014角田裕毅アルファタウリ・ホンダ1分35秒3601分35秒1371分34秒9181131エステバン・オコンアルピーヌ1分35秒7461分35秒377 125セバスチャン・ベッテルアストンマーティン1分35秒2811分35秒500 1399アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1分35秒9201分35秒794 143フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分35秒7471分44秒549 1563ジョージ・ラッセルウィリアムズ1分35秒756No Time 1618ランス・ストロールアストンマーティン1分35秒983 1722ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分35秒995 187キミ・ライコネンアルファロメオ1分36秒311 1947ミック・シューマッハハース1分36秒499 209ニキータ・マゼピンハース1分36秒796