2021年 F1世界選手権 第16戦 F1トルコGPの決勝が10月10日(日)にイスタンブール・パークで行われ、バルテリ・ボッタス(メルセデス)が優勝。マックス・フェルスタッペンが2位、セルジオ・ペレスが3位と特別カラーで挑んだレッドブル・ホンダがダブル表彰台を獲得した。日曜日のサーキットは雨。気温18.1度、路面温度15.6度のウェットコンディションで全車インターミディエイトを装着して58周のレースはスタートした。
レースはタイヤマネジメントが鍵を握ることになった。昨年、ルイス・ハミルトンが摩耗したインターミディエイトで50周を走ったことから、タイヤを交換するかどうかの判断が重要なポイントとなった。優勝はポールポジションからスタートしたメルセデスF1のバルテリ・ボッタス。スタートでリードを守ったボッタスは、難しいコンディションのなかでミスのないレースを展開。昨年9月のF1ロシアGP以来となる、通算10勝目を挙げた。2022年にアルファロメオF1への移籍が決定しているボッタスは、今季が勝利を挙げるラストチャンスになる可能性があるなか、チームメイトのルイス・ハミルトンが後方からスタートしたレースでしっかりと結果を残した。2位はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。優勝したボッタスを脅かす走りはできなかったが、2位のポジションを堅守。3位にもチームメイトのセルジオ・ペレスが続き、ホンダF1カラーのRB16Bを駆り、特別カラーのレーシングスーツを着たレッドブル・ホンダのドライバー2人が表彰台に上がった。ペレスは、ハミルトンとのバトルで踏ん張りを見せて、フェルスタッペンがピットストップで前に出ることを可能にした。4位はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、5位はエンジン交換による10グリッド降格で11番手からスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)。二人とも終了間際までピットインせずにコースに留まっていたが、最終的にピットインを余儀なくされて順位を落とした。6位はアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー。オープニングラップでのフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)との接触で5秒ペナルティを科せられたが、素晴らしい挽回を見せて入賞。終盤に速いラップタイムで追い上げたことで、メルセデスに3番手を走行しているルイス・ハミルトンのピットストップを決断させた。7位はランド・ノリス(マクラーレン)、8位のカルロス・サインツ(フェラーリ)は19番グリッドから入賞を果たし、自身初となるドライバー・オブ・ザ・デイに選出された。9位はランス・ストロール(アストンマーティン)、10位のエステバン・オコン(アルピーヌ)は唯一ピットストップをせずにレースを走り切った。アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は14位。9位を走行していた21周目にターン9でスピンして順位を落としてしまったが、序盤は2周目から5周にわたってルイス・ハミルトンを抑える走りを見せ、ホンダF1のダブル表彰台に貢献した。今回の結果により、ドライバーズ選手権ではマックス・フェルスタッペンが首位を奪還してルイス・ハミルトンに6ポイント差をつけた。コンストラクターズ選手権ではメルセデスがレッドブルF1との差を36ポイント差に広げた。2021年 第16戦 F1トルコGP 決勝 結果・タイム順位NoドライバーチームGAPINTPIT177バルテリ・ボッタスメルセデスLAP581233マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ14.58414.5841311セルジオ・ペレスレッドブル・ホンダ33.47118.8871416シャルル・ルクレールフェラーリ37.8414.3431544ルイス・ハミルトンメルセデス41.8123.9981610ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダ44.2922.480174ランド・ノリスマクラーレン47.2132.9211855カルロス・サインツフェラーリ51.5264.3131918ランス・ストロールアストンマーティン82.01830.49211031エステバン・オコンアルピーヌ1L21.3240113ダニエル・リカルドマクラーレン1L0.75511299アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1L5.0331137キミ・ライコネンアルファロメオ1L2.54911422角田裕毅アルファタウリ・ホンダ1L5.35511563ジョージ・ラッセルウィリアムズ1L3.69011614フェルナンド・アロンソアルピーヌ1L2.3891176ニコラス・ラティフィウィリアムズ1L5.5111185セバスチャン・ベッテルアストンマーティン1L19.86721947ミック・シューマッハハース1L56.2651209ニキータ・マゼピンハース2L24.1421
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