2020年のF1アブダビテストが12月15日(火)にヤス・マリーナ・サーキットで開始。ストフェル・バンドーン(メルセデス)がランチブレーク前のトップタイムを記録。アルファタウリ・ホンダから参加している角田裕毅はスピンもあり9番手タイムにつけた。2020年のポストシーズンテストは“ヤングドライバーテスト”の位置付けで本来ならば2戦以上のグランプリ経験があるドライバーは対象とならない。
ルノーが2021年にF1に復帰するフェルナンド・アロンソの起用を求め、FIAがそれを許可したことで、事実上“2020年にグランプリに参戦していない”ドライバーが対象となり、ストフェル・バンドーンやロバート・クビサ、セバスチャン・ブエミが参加している。最大2台のマシンを走らせられる今回のテストにはマクラーレンとレーシング・ポイントが不参加。15名のドライバーが走行を実施している。現地時間9時にテストは開始。今回のテストはタイムが重要なわけではないが、シャシーがほぼそのまま2021年に向けて重要な開発テストの場であり、しっかりとプログラムをこなすことが重要となる。テストは現地時間13時にランチブレイクが取られて、1時間の休憩後、再び再開する。午前中のトップタイムを記録してのは、メルセデスから参加しているストフェル・バンドーン。元マクラーレンのF1ドライバーであるバンドーンは64周を走行して1分37秒131というタイムをマークした。2番手は2回のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソ。54周を走行し、もう1台のメルセデスを運転するニック・デ・フリースの間に割って入り、1分37秒496をマークした。4番手にはレッドブルF1の育成ドライバーであるユーリ・ヴィップスが記録。最終戦アブダビGPで優勝したRB16を駆り、50周を走行してトップから0.270秒差となる1分38秒401をマークした。5番手タイムを記録したルノーの育成ドライバーである周冠宇はスピンを喫し、6番手タイムのセバスチャン・ブエミ(レッドブル・ホンダ)はウォールにヒットしたと報じられている。7番手にはロバート・クビサ(アルファロメオ)、8番手にはフェラーリのアカデミードライバーであるロバート・シュワルツマンが続いた。注目の角田裕毅は9番手タイムで午前中のセッションを終了。アルファタウリ・ホンダのF1マシンでスピンを喫したことが伝えられており、トップから約2秒遅れの1分39秒328でランチブレークに入った。F2をランキング3位で終え、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得し、2021年にアルファタウリ・ホンダF1からデビューが期待されている角田裕毅には海外メディアからも注目が集まっている。もう1台のアルファタウリを走らせている佐藤万璃音は65周を走行して1分39秒970で12番手タイムだった。テストは現地時間18時(日本時間23時)まで行われる。2020年 F1アブダビテスト 結果・タイム(13時時点) 順位Noドライバーチームタイム周回 122ストフェル・バンドーンメルセデス1分37秒13164 214フェルナンド・アロンソルノー1分37秒49654 321ニック・デ・フリースメルセデス1分38秒30358 425ユーリ・ヴィップスレッドブル・ホンダ1分38秒40150 546周冠宇ルノー1分38秒58640 624セバスチャン・ブエミレッドブル・ホンダ1分39秒07729 788ロバート・クビサアルファロメオ1分39秒23634 835ロバート・シュワルツマンフェラーリ1分39秒27157 938角田裕毅アルファタウリ・ホンダ1分39秒32860 1032アントニオ・フォコフェラーリ1分39秒50856 1137カラム・アイロットアルファロメオ1分39秒69642 1239佐藤万璃音アルファタウリ・ホンダ1分39秒97065 1389ジャック・エイトケンウィリアムズ1分39秒97145 1450ミック・シューマッハハース1分40秒10653 1540ロイ・ニッサニーウィリアムズ1分40秒40039
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