F1 Esports Virtual Grand Prixの最終戦 F1バーチャル・カナダGPが6月14日(日)に開催され、ウィリアムズのジョージ・ラッセルが4連勝して幕を閉じた。F1は、新型コロナウイルスによる中断期間を利用してF1ドライバーが参加する公式eスポーツイベント『F1 Esports Virtual Grand Prix』を開催。だが、7月5日にF1オーストリアGPでのシーズン再開が決定し、F1バーチャルGPは今大会が最終戦となった。
最終戦はカナダGPの代替戦として開催。公式F1ゲーム『F1 2019』のジル・ヴィルヌーブ・サーキットが舞台。今大会には、アレクサンダー・アルボン(レッドブル)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)、ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)、ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)の4名の現役ドライバーが参戦。さまざまな理由により、F1バーチャル・カナダGPにはビッグネームの数が通常よりも少なかった。発表されていたバルテリ・ボッタスは参戦を取りやめ、シャルル・ルクレール、ランド・ノリス、アントニオ・ジョビナッツィは、ル・マン24時間バーチャルへの参戦を選び、サッカー選手は各国のリーグが再開したことで通常の仕事に戻らなければならなかった。予選ではサプライズはほとんどなく、ジョージ・ラッセルが0.5秒以上の差をつけてポールポジションを獲得。アレクサンダー・アルボンはニコラス・ラティフィに先んじて2番手を獲得し、ピエール・ガスリーはP8で予選を通過したが、ペナルティにより13番手からスタートした。レースではジョージ・ラッセルはスタートからリードを維持。ピエール・ガスリーは接触によって再開に後退する。トップのジョージ・ラッセルと2番手のアレクサンダー・アルボンは揃って7周目にピットインして2ストップ戦略を選択。すでにラッセルは4秒差をつけており、アルボンがコーナーカットによるタイムペナルティを科せられたことでその差はさらに広まった。24周目にジョージ・ラッセルはファンのためにスローダウンを提案するが、アレクサンダー・アルボンは当然ながらこのオファーを拒否。逆にラッセルはファステストラップを記録してその差を7秒まで広げる。ピエール・ガスリーは10番手を走行していたが、あまりに多くのペナルティを科せられため失格となる。最終的にジョージ・ラッセルは7秒以上の差を維持したままでトップでチェッカー。4連勝を上げて非公式のチャンピオンを獲得した。2位にはアレクサンダー・アルボン、3位にはエステバン・グティエレス(メルセデス)が続いた。ジョージ・ラッセルはレースを終えたラッセルは「最高だったね。おかげでスケジュールを埋めることができたし、楽しかった。レース感を維持することにも役立ったと思う」とコメント。「今は現実のレースができない状況だけど、このような機会があったおかげで仲間たちと対戦することができたし、とても楽しかった。ハードワークと努力を重ねてきたので、良い結果を残せてうれしい」と語った。F1バーチャル・カナダGP 結果1.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)2.アレクサンダー・アルボン(レッドブル)3.エステバン・グティエレス(メルセデス)4.カイオ・コレット(ルノー)5.ベン・デイリー(マクラーレン)6.周冠宇(ルノー)7.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)8.カラム・アイロット(フェラーリ)9.アンソニー・デビッドソン(メルセデス)10.デビッド・シューマッハ(レーシングポイント)11.ピエトロ・フィッティパルディ(ハース)12.ルス・デレトラス(ハース)13.テッド・ジャン・ブルーメン(レーシングポイント)14.ファン・マヌエル・コレア(アルファロメオ)15.ジャンルカ・ペテコフ(フェラーリ)16.アラディブ・アミン(アルファロメオ)17.ニコラス・ハミルトン(マクラーレン)18.サイモン・ニール(アルファタウリ)19.ジョン・オルソン(レッドブルレーシング)20(DSQ).ピエール・ガスリー(アルファタウリ) この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿 - 2020年 6月月14日午後12時05分PDT
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