2019年のF1世界選手権 第7戦 カナダGPのフリー走行3回目が6月8日(土)にモントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで行われ、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がトップタイムを記録した。土曜日の天候は晴れ。現地時間11時、気温18.6℃、路面温度36.7℃のドライコンディションで60分間のFP3セッションはスタート。マクラーレンのランド・ノリスを先頭にコースインする。
各チームとも動きは遅く、インスタレーションラップを完了した後はガレージに待機するチームが多く、開始15分でジル・ヴィルヌーヴ・サーキットは静けさが包み込む。30分が経過したところで、ランス・ストロール(レーシングポイント)がマシンから炎を上げてガレージに戻ってくる。今大会でメルセデスの“フェーズ2”エンジンを投入しているレーシングポイントだが、ストロールはタイムを記録することができずに1周のインスタレーションラップのみでセッションを終えることになった。各チーム、ロングランプログラムを消化した後、予選を見据えたショートランへ移行。フリー走行3回目のトップタイムは、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが記録した1分10秒843。2番手にも0.139秒差でチームメイトのシャルル・ルクレールが続き、フェラーリが1-2体制で予選前のセッションを終えた。3番手は0.393秒差でルイス・ハミルトン、4番手にバルテリ・ボッタスとメルセデス勢が不気味にフェラーリにやや遅れをとっている。5番手はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。15周を走行してトップから0.99秒差の1分11秒842。チームメイトから0.072秒差でピエール・ガズリーが6番手に続き、3強チームがトップ3に出揃った。ベスト・オブ・ザ・レストの7番手タイムはダニエル・リカルド(ルノー)、約コンマ1秒差でランド・ノリス(マクラーレン)、さらに僅差でセルジオ・ペレス(レーシングポイント)が続き、ミッドフィールドは再び混戦模様が予想される。トロロッソ・ホンダはダニール・クビアトが23周を走行して10番手タイムとなる1分12秒298。チームメイトのアレクサンダー・アルボンは14番手タイムとなる1分12秒423と前日からややパフォーマンスが上がってきていない。F1カナダGP 予選は、このあと27時(現地時間14時)から行われる。2019年 第7戦 F1カナダGP フリー走行3回目順位NoドライバーチームベストタイムGAP周回15セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分10秒843 19216シャルル・ルクレールフェラーリ1分10秒9820.13917344ルイス・ハミルトンメルセデス1分11秒2360.39320477バルテリ・ボッタスメルセデス1分11秒5310.68819533マックス・フェルスタッペンレッドブル1分11秒8420.99915610ピエール・ガスリーレッドブル1分11秒9141.0711973ダニエル・リカルドルノー1分12秒0451.2021684ランド・ノリスマクラーレン1分12秒1541.31117911セルジオ・ペレスレーシングポイント1分12秒1751.332171026ダニール・クビアトトロロッソ・ホンダ1分12秒2981.455231127ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分12秒3051.462171220ケビン・マグヌッセンハース1分12秒3371.494171355カルロス・サインツマクラーレン1分12秒3991.556211423アレクサンダー・アルボントロロッソ・ホンダ1分12秒4231.580201599アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1分12秒6271.78424167キミ・ライコネンアルファロメオ1分12秒7081.86519178ロマン・グロージャンハース1分13秒1972.354111863ジョージ・ラッセルウィリアムズ1分13秒9663.123171988ロバート・クビサウィリアムズ1分14秒4263.583242018ランス・ストロールレーシングポイント  1
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