2018年最後の公式テストとなるF1アブダビテストが11月28日(水)にヤス・マリーナー・サーキットで終了。シャルル・ルクレール(フェラーリ)が2日間の総合トップタイムを記録した。2018年のF1世界選手権の最終戦アブダビGPを終えた全10チームはヤス・マリーナ・サーキットに残り、2日間のピレリの2019年F1タイヤのテストを実施。2日目も快晴のコンディションのなか、現地時間午前9時から午後6時までセッションが行われた。
今回のテストでは、各チームはピレリの2018年タイヤと2019年タイヤを自由に選択して比較することができる。今回のテストでは2019年にチームを移籍するドライバーが新チームでの作業を開始。2日目もシャルル・ルクレール、ピエール・ガスリー、カルロス・サインツといったドライバーが新チームのマシンで初走行を行った。2日目のトップタイムを記録したのは2019年のフェラーリドライバーを務めるシャルル・ルクレール。135周を走行したルクレールは、前日に新たなチームメイトとなるセバスチャン・ベッテルが記録していたトップタイムを0.360秒上回る1分36秒450をマーク。2日間の総合トップタイムを記録して来シーズンに大きな期待を持たせた。2番手タイムを記録したのはレッドブル・レーシングのドライバーとして初作業となったピエール・ガスリー。129周を走行してトップから1.466秒差となる1分37秒976をマークした。3番手タイムはフォースインディアからテストに参加したランス・ストロール。まだ正式な移籍は発表されていないストロールだが、順調に作業を進め、122周を走行して1分38秒044をマークした。4番手タイムはメルセデスのバルテリ・ボッタスが記録。143周を走行して1分38秒448をマークした。5番手タイムはマクラーレンのドライバーとして初作業となったカルロス・サインツ。150周を走行してトップから2.097秒差となる1分38秒547をマークした。6番手タイムはルノーの開発ドライバーを務めるアルテム・マルケロフが記録。マルケロフは来季にスーパーフォーミュラへの参戦が報じられている。ウィリアムズは、ロバート・クビサが午前、ジョージ・ラッセルが午後の走行を担当。ラッセルはチームメイトに1.4秒差をつけて7番手タイム、ロバート・クビサは11番手タイムでセッションを終えている。8番手タイムを記録したのはトロロッソ・ホンダからF1に復帰するダニール・クビアト。トロロッソでの走行は昨年のアメリカGP、F1マシンでの走行は今年4月のフェラーリでのテスト走行以来。ホンダのF1エンジンを走らせるのは初めてとなる。この日最多となる155周を走破したクビアトは1分38秒862をマークした。ハースは、ルイ・デレトラズがF1マシンで初走行。143周を走り込み、9番手タイムとなる1分40秒265をマークした。ザウバーは2019年にF1フル参戦を果たすアントニオ・ジョビナッツィが走行を担当。午後にピットレーンのトンネルの出口でストップ。前日のキミ・ライコネンに続いて赤旗の原因となった。これで2018年のF1公式セッショはすべて終了。次回、全チームが揃うのは2019年2月18日にバルセロナで開催されるプレシーズンテストとなる。2018年 F1アブダビテスト 2日目 タイム&結果順位NoドライバーチームベストタイムGAP周回116シャルル・ルクレールフェラーリ1分36秒450 135210ピエール・ガスリーレッドブル1分37秒9161.466129318ランス・ストロールフォース・インディア1分38秒0441.594122477バルテリ・ボッタスメルセデス1分38秒4481.998143555カルロス・サインツマクラーレン1分38秒5472.097150645アルテム・マルケロフルノー1分38秒5902.140129763ジョージ・ラッセルウィリアムズ1分38秒8022.35255826ダニール・クビアトトロロッソ・ホンダ1分38秒8622.412155950ルイ・デレトラズハース1分39秒0692.6191431036アントニオ・ジョビナッツィザウバー1分40秒4353.9851281140ロバート・クビサウィリアムズ1分44秒2087.75839
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