2018年のF1世界選手権 第3戦 中国GPのフリー走行3回目が14日(土)に上海インターナショナル・サーキットで行われ、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がトップタイムをマーク。トロロッソ・ホンダはブレンドン・ハートレーが14番手タイムだった。土曜日の上海は曇りで厚い雲が覆う。前日のセッション後に雨が降ったことで路面は一旦リセットされ、現地時間12時の気温は気温12.8℃、路面温度14.8℃と気温の低いコンディション。
前日と比較して風向きも変わり、強さも増しており、日曜日は気温が上がると予報されていることから、タイヤデグラデーションが鍵を握る上海インターナショナル・サーキットでのタイヤとセットアップ評価が非常に難しいコンディションとなった。ピレリは、今年のF1中国GPにミディアム、ソフト、ウルトラソフトとスーパーソフトを飛ばした不規則な3種類を持ち込んでいるが、ソフトとウルトラソフトにそれほど大きなタイム差は出ていない。全車がタイムを出した段階でタイムシートのトップに立ったのはフェラーリのセバスチャン・ベッテルウルトラソフトで1分33秒689をマーク。対するメルセデスはソフトタイヤでセッションを開始。決勝のスタートタイヤをソフトで考えているのかもしれない。バルテリ・ボッタスが0.734秒差の2番手。ルイス・ハミルトンがターン10で濡れた芝生に乗ってスピンするという場面も見られた。セッションが30分経過した時点でダニエル・リカルド(レッドブル)がマシンリアから白煙を上げてストップ。ターボ関連のトラブルと見られ、前戦でエネルギーストアが故障してCEとESを2基目を投入しているリカルドにとっては追い打ちをかける痛手となった。ルノーとレッドブルの関係が悪化するのは避けられないだろう。ここでセッションにはバーチャルセーフティカーが入る。フリー走行3回目のトップタイムは、フェラーリのセバスチャン・ベッテルの1分33秒018。2番手には0.451秒差でキミ・ライコネンが続き、フェラーリが1-2体制。3番手には0.743秒差でバルテリ・ボッタス(メルセデス)、4番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。5番手のルイス・ハミルトンは、1周しかパフォーマンスを発揮しないウルトラソフトでミスをしており、トップから1.039秒差がついている。トロロッソ・ホンダは、ブレンドン・ハートレーが14番手タイム、ピエール・ガスルーが16番手タイム、でセッションを終えた。マクッラーレンはフェルナンド・アロンソが12番手タイム、ストフェル・バンドーンが13番手タイムとトロロッソ・ホンダ勢の前でセッションを終えている。F1中国GPの予選はこのあと15時(現地時間14時)から行われる。2018年 第3戦 F1中国グランプリ フリー走行3回目順位NoドライバーチームベストタイムGAP周回15セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分33秒018 1427キミ・ライコネンフェラーリ1分33秒4890.45121377バルテリ・ボッタスメルセデス1分33秒7610.74316433マックス・フェルスタッペンレッドブル1分33秒9690.95114544ルイス・ハミルトンメルセデス1分34秒0571.03914620ケビン・マグヌッセンハース1分34秒3291.31125711セルジオ・ペレスフォース・インディア1分34秒4451.42724831エステバン・オコンフォース・インディア1分34秒4561.43816955カルロス・サインツルノー1分34秒5821.564201035セルゲイ・シロトキンウィリアムズ1分34秒7411.723131127ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分34秒8411.823161214フェルナンド・アロンソマクラーレン1分34秒8511.83313132ストフェル・バンドーンマクラーレン1分34秒9771.959161428ブレンドン・ハートレートロロッソ・ホンダ1分34秒9911.97320153ダニエル・リカルドレッドブル1分35秒0612.04341610ピエール・ガスリートロロッソ・ホンダ1分35秒0792.061161718ランス・ストロールウィリアムズ1分35秒3752.357161816シャルル・ルクレールザウバー1分35秒4972.47914199マーカス・エリクソンザウバー1分35秒6792.66113208ロマン・グロージャンハース1分35秒7562.7386
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