2018年のF1世界選手権 第3戦 中国GPのフリー走行1回目が13日(金)に上海インターナショナル・サーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムをマーク。トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが11番手タイムだった。舞台となる上海インターナショナル・サーキットは、ヘルマン・ティルケが設計。漢字の“上”をイメージし、全長1.2kmの超ロングストレートを含めた2本のストレートを16のコーナー結ぶストップ&ゴー型のレイアウト。
全開率は56%と高く、ブレーキに厳しく、路面はタイヤの消耗が激しい。そのため、低速コーナーでのマシンバランスとストレートでのマシン特性とエンジンパフォーマンスがタイムを左右する。コースレコードは、昨年の予選Q3でルイス・ハミルトン(メルセデス)が記録した1分31秒678となっている。ピレリは、今年のF1中国GPにミディアム、ソフト、ウルトラソフトとスーパーソフトを飛ばした不規則な3種類を持ち込んでいる。金曜日の上海の天候は曇り。雨が降る予報もある。気温18.4℃、路面温度19.1℃のドライコンディションで現地時間10時に90分のフリー走行1回目がスタート。ザウバーのマーカス・エリクソンを先頭に各車がコースインしていった。まずはランス・ストロール(ウィリアムズ)が1分42秒648を記録する。30分が経過したあたりから各車が本格的な走行を開始。風の強さを報告しているドライバーがおり、コースオフやスピンを喫するドライバーもいる。全車がタイムを記録した段階でルイス・ハミルトンがソフトタイヤで1分35秒218を記録してタイムシートのトップに立つ。6番手まではトップ3チームが占める通常通りの展開。フリー走行1回目のトップタイムはメルセデスのルイス・ハミルトンが記録した1分33秒999。2番手には0.359秒差でキミ・ライコネン(フェラーリ)。だが、ハミルトンがソフトタイヤでタイムを記録したの対し、ライコネンはウルトラソフトでタイヤを出している。3番手にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)、4番手にはダニエル・リカルド(レッドブル)、5番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、6番点はセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とトップ3チームのドライバーが続く。トップ3に次ぐタイムを記録したのはハースのケビン・マグヌッセン。以下、カルロス・サインツ(ルノー)、ロマン・グロージャン(ハース)、カルロス・サインツ(ルノー)とハースとルノーが中団の一歩前に出た。前戦バーレーンGPで4位入賞を果たして注目のトロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーがウルトラソフトタイヤで11番手タイム、ブレンドン・ハートレーがソフトタイヤで16番手タイム。マクラーレンはフェルナンド・アロンソが12番手、ストフェル・バンドーンが18番手。トロロッソ・ホンダがマクラーレンを上回った。F1中国GP フリー走行2回目はこの後15時(現地時間14時)から行われる。2018年 第3戦 F1中国グランプリ フリー走行1回目順位NoドライバーチームベストタイムGAP周回144ルイス・ハミルトンメルセデス1分33秒999 2227キミ・ライコネンフェラーリ1分34秒3580.35914377バルテリ・ボッタスメルセデス1分34秒4570.45828843ダニエル・リカルドレッドブル1分34秒5370.5322533マックス・フェルスタッペンレッドブル1分34秒6680.6692265セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分34秒8610.86218720ケビン・マグヌッセンハース1分35秒1781.177921855カルロス・サインツルノー1分35秒6161.6172398ロマン・グロージャンハース1分35秒7181.719211027ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分35秒8001.801181110ピエール・ガスリートロロッソ・ホンダ1分36秒0372.038211214フェルナンド・アロンソマクラーレン1分36秒0442.045291311セルジオ・ペレスフォース・インディア1分36秒0512.052281431エステバン・オコンフォース・インディア1分36秒3512.352321535セルゲイ・シロトキンウィリアムズ1分36秒6912.692311628ブレンドン・ハートレートロロッソ・ホンダ1分36秒7152.716231716シャルル・ルクレールザウバー1分36秒7232.72423182ストフェル・バンドーンマクラーレン1分36秒7562.75725199マーカス・エリクソンザウバー1分36秒9092.910212018ランス・ストロールウィリアムズ1分37秒2773.27828関連:F1中国GP フリー走行2回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム
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