2018年のF1世界選手権 第2戦 バーレーンGPの予選が7日(土)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われ、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がポールポジションを獲得。トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーがQ3初進出を果たして6番手だった。第2戦の舞台はバーレーン・サヒールの砂漠の真ん中に位置するバーレーン・インターナショナル・サーキット。
予選は現地時間18時、気温28.2℃、路面温度32.6℃、湿度は46.5%のドライコンディションでスタート。陽が落ちで徐々に温度が下がるなかでセッションは行われた。ピレリは今回のグランプリにミディアム(白)、ソフト(黄)、スーパーソフト(赤)の3種類のコンパウンドを持ち込んでおり、スーパーソフトはQ3の指定タイヤとなっている。バーレーン・インターナショナル・サーキットのトラックレコードは、昨年メルセデスのバルテリ・ボッタスが記録した1分28秒769。今年は一段階柔らかくなったコンパウンドでどこまでタイムが更新されるかも注目となっている。予選Q1では上位グリッド獲得が予想されたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がターン2の立ち上がりでスピンしてクラッシュし、赤旗中断となる波乱があった。ポールポジションを獲得したのはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。最後の最後で1分27秒958をマーク。200戦目の節目に通歳51回目のポールポジション。ベッテルのボールは去年のF1メキシコGP以来。2番手には0.143秒差でキミ・ライコネンが続き、フェラーリがフロントローを独占。3番手にはバルテリ・ボッタス、4番手にはルイス・ハミルトンとメルデス勢。ハミルトンはギアボックス交換で5グリッド降格が決定しており、暫定で9番グリッドからのスタートとなる。トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーがQ3初進出を果たして6番手。ハミルトンの降格により5番グリッドからスタート。ブレンドン・ハートレーは11番手。Q2敗退を喫したマクラーレン(フェルナンド・アロンソ13番手、ストフェル・バンドーン14番手)を上回った。F1バーレーンGP 決勝は、8日(日)の21時(現地時間18時)から行われる。2018年 開幕戦 F1バーレーングランプリ 予選 結果順位NoドライバーチームQ1Q2Q315セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分29秒0601分28秒3411分27秒95827キミ・ライコネンフェラーリ1分28秒9511分28秒5151分28秒101377バルテリ・ボッタスメルセデス1分29秒2751分28秒7941分28秒124444ルイス・ハミルトンメルセデス1分29秒3961分28秒4581分28秒22053ダニエル・リカルドレッドブル1分29秒5521分28秒9621分28秒398610ピエール・ガスリートロロッソ・ホンダ1分30秒1211分29秒8361分29秒329720ケビン・マグヌッセンハース1分29秒5941分29秒6231分29秒358827ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分30秒2601分29秒1871分29秒570931エステバン・オコンフォース・インディア1分30秒3381分30秒0091分29秒8741055カルロス・サインツルノー1分29秒8931分29秒8021分29秒9861128ブレンドン・ハートレートロロッソ・ホンダ1分30秒4121分30秒105 1211セルジオ・ペレスフォース・インディア1分30秒2181分30秒156 1314フェルナンド・アロンソマクラーレン1分30秒5301分30秒212 142ストフェル・バンドーンマクラーレン1分30秒4791分30秒525 1533マックス・フェルスタッペンレッドブル1分29秒374  168ロマン・グロージャンハース1分30秒530  179マーカス・エリクソンザウバー1分31秒063  1835セルゲイ・シロトキンウィリアムズ1分31秒414  1916シャルル・ルクレールザウバー1分31秒420  2018ランス・ストロールウィリアムズ1分31秒503  【Q1】18分間のQ1セッション。サーキットには風で砂が運ばれてくることもあり、コースコンディションが改善するのを待つ静かなスタート。まずはザウバー勢とブレンドン・ハートレー(トロロッソ・ホンダ)がコースイン。ハートレーはザウバー勢に1秒の遅れ。フロントウイングに鳥が直撃してダメージを負ったようだ。まずは好調のキミ・ライコネン(フェラーリ)がソフトタイヤで1分28秒951をマーク。コースレコードまで0.182秒まで迫る。セバスチャン・ベッテルもソフトタイヤで1分29秒060で2番手に続く。3番手のバルテリ・ボッタスもソフトタイヤ。それ以外はスーパーソフトでアタックを実施。残り5分25秒のところでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がターン2の立ち上がりでスピンしてクラッシュ。左フロントサスペンションが破損。セッションは赤旗中断となる。Q1ではザウバーの2台、ウィリアムズの2台、そして、ミスをしたロマン・グロージャン(ハース)の5台がノックアウト。マクラーレンは14・15番手でぎりぎりの突破。【Q2】15分間のQ2セッション。全ドライバーがスーパーソフトでタイムを記録。ソフトスタートの戦略を採る上位チームはいなかった。まずはセバスチャン・ベッテルが1分28秒341をマーク。コースレコードを更新した。2番手にはルイス・ハミルトンが0.117差につける。Q2ではブレンドン・ハートレー、セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、マクラーレンの2台、そして、マックス・フェルスタッペンがノックアウト。ピエール・ガスリーはQ3初進出。【Q3】1回目のアタックではキミ・ライコネンが1分28秒101をマークしてタイムシートのトップに。セバスチャン・ベッテルも0.095秒差で続く。“パーティモード”が話題のメルセデスはルイス・ハミルトンが0.119秒差の3番手につける。4番手のバルテリ・ボッタス、5番手のダニエル・リカルドまで0.3秒差と上位勢は非常に拮抗している。2回目のアタック。セバスチャン・ベッテルが1分27秒958をマーク。キミ・ライコネンはこれを上回ることができず0.143秒差で2番手。3番手にはバルテリ・ボッタス、4番手にはルイス・ハミルトンとメルデス勢。ハミルトンはギアボックス交換で5グリッド降格が決定しており、暫定で9番グリッドからのスタートとなる。Q3初進出のピエール・ガスリーが6番手。ハミルトンの降格により5番グリッドからスタートする。
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