2018年のF1世界選手権 開幕戦 オーストラリアGPの予選が24日(土)、メルボルンのアルバート・パーク・サーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が圧倒的な速さでポールポジションを獲得。トロロッソ・ホンダはQ1で敗退となった。雨が予報されていたメルボルンだが、天気予報に反して青空が覗く。現地時間17時に気温24.8℃、路面温度33℃のドライコンディションで予選セッションはスタートした。
今年からアルバート・パーク・サーキットはDRSゾーンが3箇所に追加。ピレリのタイヤも1段階柔らかくなっており、路面にはウェットな部分が残るものの、昨年ルイス・ハミルトンがQ3で記録した1分22秒188からトラックレコードからどれくらいのタイム改善が見られるか興味深いセッションとなった。2018年に最初に予選タイムを記録したのはルノーのニコ・ヒュルケンベルグ。1分25秒348を記録。Q1では全車がウルトラソフトでタイムを出した。Q1ではトロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーとピエール・ガスリー、ザウバーのマーカス・エリクソンとシャルル・ルクレール、ウィリアムズのセルゲイ・シロトキンがノックアウト。今年フル参戦となったアルバート・パーク初体験の4名が全員Q1で姿を消した。Q2ではマクラーレンの2台、フォース・インディアの2台、ウィリアムズのランス・ストロールが敗退。Q3進出はメルセデス、フェラーリ、レッドブル、ルノー、ハースの5チームでの戦いとなった。Q2ではセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が1分21秒944を記録してトラックレコードを更新。Q3ではバルテリ・ボッタス(メルセデス)がターン2の出口でウォールに激しくクラッシュ。今年最初のクラッシュを喫することになり、セッションは赤旗中断となった。ボッタスのマシンのダメージはギアボックスまで及んでいるかもしれない。ボッタスに怪我はなかった。2018年最初のポールポジションを獲得したのはメルセデスのルイス・ハミルトン。トラックレコードを大幅に更新する1分21秒164を記録。2番手に0.664秒圧倒的な速さをみせ、オーストラリアGPでは最多となる7回目、5年連続となるポールポジションを獲得した。2番手にはキミ・ライコネン、3番手にはセバスチャン・ベッテルとフェラーリ勢、4番手にはマックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドとレッドブル勢が続いた。リカルドは3グリッド降格が確定している。ハース vs ルノーの戦いはハースに軍配。ケビン・マグヌッセンが6番手、ロマン・グロージャンが7番手につけ、第4勢力のパフォーマンスをみせた。F1オーストラリアGPの決勝は明日25日(日)の14時10分(現地時間16時10分)から行われる。2018年 開幕戦 F1オーストラリアグランプリ 予選順位NoドライバーチームQ1Q2Q3144ルイス・ハミルトンメルセデス1分22秒8241分22秒0511分21秒16427キミ・ライコネンフェラーリ1分23秒0961分22秒5071分21秒82835セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分23秒3481分21秒9441分21秒838433マックス・フェルスタッペンレッドブル1分23秒4941分22秒4161分21秒87953ダニエル・リカルドレッドブル1分23秒4831分22秒8971分22秒152620ケビン・マグヌッセンハース1分23秒9091分23秒3001分22秒18778ロマン・グロージャンハース1分23秒6711分23秒4681分22秒339827ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分23秒7821分23秒5441分22秒532955カルロス・サインツルノー1分23秒5291分23秒0611分22秒571077バルテリ・ボッタスメルセデス1分23秒6861分22秒089 1114フェルナンド・アロンソマクラーレン1分23秒5971分23秒692 122ストフェル・バンドーンマクラーレン1分24秒0731分23秒853 1311セルジオ・ペレスフォース・インディア1分24秒3441分24秒005 1418ランス・ストロールウィリアムズ1分24秒4641分24秒230 1531エステバン・オコンフォース・インディア1分24秒5031分24秒786 1628ブレンドン・ハートレートロロッソ・ホンダ1分24秒532 179マーカス・エリクソンザウバー1分24秒556 1816シャルル・ルクレールザウバー1分24秒636 1935セルゲイ・シロトキンウィリアムズ1分24秒922 2010ピエール・ガスリートロロッソ・ホンダ1分25秒295