2018年のF1世界選手権の第3回 F1バルセロナ合同テストが3月9日(金)にバルセロナのカタロニア・サーキットで最終日を迎え、フェラーリのキミ・ライコネンがトップタイムをマーク。マクラーレンのフェルナンド・アロンソが1分17秒台に入れて2番手。トロロッソ・ホンダはブレンドン・ハートレーが7番手タイムでセッションを終えた。8日間のF1プレシーズンテストが終了。各チームが開幕戦オーストラリアGPにむけてコース上での作業を終了させた。
最終日のトップタイムを記録したのはフェラーリのキミ・ライコネン。157周を走行し、午前中にハイパーソフトタイヤで1分17秒211を記録。前日にチームメイトのセバスチャン・ベッテルが記録したタイムには0.39秒及ばなかったものの、フェラーリが全体の1・2番手のタイムを記録してテストを終えた。2番手タイムはマクラーレンのフェルナンド・アロンソ。午前中にターボのトラブルでコース上でストップし、エンジン交換を強いられたマクラーレンだったが、終了間際にハイパーソフトタイヤで1分17秒784を記録。フェラーリ以外では1分17秒台に入れた唯一のチームであり、総合3番手でテストを終了した。3番手タイムはルノーのカルロス・サインツ。ギアボックスのトラブルによって多くの時間をガレージで過ごすことになったルノーは午後から予定されていたニコ・ヒュルケンベルグを中止、カルロス・サインツがこの日の走行を担当。終盤には走行を再開。ハイパーソフトでトップから0.871秒差となる1分18秒092を記録。4番手はレッドブルのダニエル・リカルド、5番手はハースのロマン・グロージャンがそれぞれスーパーソフトで記録。グロージャンはこの日最多となる181周を走り込んだ。6番手はメルセデスのバルテリ・ボッタス。午後から走行したバルテリ・ボッタスはレースシミュレーションを中心に行い、ミディアムタイヤでトップから1.604秒差となる1分18秒825を記録。午前中にはルイス・ハミルトンが走行し、メルセデスは合計で201周を走破した。7番手はトロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレー。終盤にパワーユニットのデータに異常値が検知され、完全に調査する時間がなかったことから走行をストップ。最後の予選アタックができなかった。しかし、合計で156周を走行し、トップから1.728秒差となる1分18秒949を記録した。8番手はフォース・インディアのエステバン・オコン、9番手はザウバーのシャルル・ルクレールがそれぞれハイパーソフトでタイムを出している。ウィリアムズは、走行を予定していたロバート・クビサがレースドライバーに走行機会を譲り、最初にセルゲイ・シロトキンが105周、その後ランス・ストロールが27周を走行した。2018年の開幕戦F1オーストラリアGPはアルバート・パークで3月25日(日)に決勝レースが行われる。2018年 F1バルセロナ合同テスト 最終日 結果順位ドライバーチームベストタイム 周回1キミ・ライコネンフェラーリ1分17秒221 ● 1572フェルナンド・アロンソマクラーレン1分17秒784 ●+0.563933カルロス・サインツルノー1分18秒092 ●+0.871454ダニエル・リカルドレッドブル1分18秒327 ●+1.106925ロマン・グロージャンハース1分18秒412 ●+1.1911816バルテリ・ボッタスメルセデス1分18秒825 ○+1.6041047ブレンドン・ハートレートロ・ロッソ1分18秒949 ●+1.7281568エステバン・オコンフォース・インディア1分18秒964 ●+1.7461639シャルル・ルクレールザウバー1分19秒118 ●+1.8977510セルゲイ・シロトキンウィリアムズ1分19秒189 ●+1.96810511ルイス・ハミルトンメルセデス1分19秒464 ●+2.2439712ランス・ストロールウィリアムズ1分19秒954 ●+2.73327● HyperSoft / ● UltraSoft / ● SuperSoft / ● Soft / ○ Medium
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