2017年最後の公式テストとなるF1アブダビテストが最終戦アブダビGPの舞台となったヤス・マリーナ・サーキットで2日間にわたって行われ、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が2日間のテストの最速タイムを記録してシーズンが終了した。ピレリの2018年F1タイヤのテストとして実際されているF1アブダビテスト。ピレリは2018年から新たにスーパーハード(オレンジ)とハイパーソフト(ピンク)を追加し、合計7種類のドライコンパウンドが用意される。
マクラーレンは、F1ブラジルGP後に予定されていた2日間のテストがセキュリティ上の問題でキャンセルとなったため、今回のテストでは2台のマシンを走らせることが許可されており、1台はマーキングがされていないタイヤでピレリのブラインドテストを実施。初日はオリバー・ターベイ、2日目はランド・ノリスがそのテストを担当した。ウィリアムズでのF1復帰が期待されているロバート・クビサは総合11番手となるタイムを記録している。2017 F1アブダビテスト 総合タイム結果順位Noドライバーチームベストタイムタイヤ15セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分37秒551ハイパーソフト27キミ・ライコネンフェラーリ1分37秒768ハイパーソフト33ダニエル・リカルドレッドブル1分38秒066ハイパーソフト477バルテリ・ボッタスメルセデス1分38秒490ハイパーソフト544ルイス・ハミルトンメルセデス1分38秒551ハイパーソフト633マックス・フェルスタッペンレッドブル1分38秒735ハイパーソフト719セルジオ・ペレスフォース・インディア1分38秒818スーパーソフト831エステバン・オコンフォース・インディア1分39秒148スーパーソフト98ロマン・グロージャンハース1分39秒270ハイパーソフト1055カルロス・サインツルノー1分39秒444ハイパーソフト1140ロバート・クビサウィリアムズ1分39秒485ハイパーソフト1218ランス・ストロールウィリアムズ1分39秒580ハイパーソフト1314フェルナンド・アロンソマクラーレン・ホンダ1分39秒762ハイパーソフト142ストフェル・バンドーンマクラーレン・ホンダ1分39秒782ハイパーソフト1527ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分39秒803ハイパーソフト1620ケビン・マグヌッセンハース1分39秒810ハイパーソフト1741セルゲイ・シロトキンウィリアムズ1分39秒947ソフト1835ニキータ・マゼピンフォース・インディア1分39秒959ハイパーソフト199シャルル・ルクレールザウバー1分40秒666ハイパーソフト2038ショーン・ゲラエルトロ・ロッソ1分41秒428ハイパーソフト219マーカス・エリクソンザウバー1分41秒681ハイパーソフト2228ブレンドン・ハートレートロ・ロッソ1分43秒345スーパーソフト2310ピエール・ガスリートロ・ロッソ1分44秒827ソフト 47ランド・ノリスマクラーレン・ホンダ1分41秒714  88オリバー・ターベイマクラーレン・ホンダ1分41秒941 マリオ・イゾラ (ピレリ・カーレーシング責任者)「我々は、チームが初めて2018年タイアを試したアブダビでの2日間の激しい作業で、25%幅の広くなったタイヤ、これまでの最速タイムを特徴とする記録を塗り替えた2017年シーズンを完了しました。各チームはテストのために20セットのタイヤを使いました。(ピレリが選択した12セット(2018年タイヤに加え、比較のための2017年タイヤを選択)、他の8セットはチーム自信によって選択)合計で23名の異なるトップドライバーが予選コンディションではなく、ロングランを実施しました。ヤス・マリーナ・サーキットの特性により、ミディアム(ホワイト)からハイハーソフト(ピンク)のコンパウンドに集中したテストとなりました。全体のテストと全ドライバーが、我々に非常にポジティブなフィードバックを与えました。新しいハイパーソフト(ピンク)は、我々の当初の期待を満たしており、ウルトラソフト(パープル)よりも1秒あたり速いタイムですが、もちろん、他のトラックでも確認してみる必要があります。2018年タイヤのすべてが、チームの要求に沿い、今年よりも1段階柔らかくなっており、ハイパーソフト(ピンク)は2017年のウルトラソフトよりも2段階柔らかくなっています。2月26日から3月1日までバルセロナでお開催される1回目の公式プレシーズンテストでトラックに戻ることを楽しみにしています」
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