2017年のF1世界選手権 最終戦 アブダビグランプリのフリー走行1回目が24日(金)にヤス・マリーナ・サーキットで行われ、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がトップタイムを記録した。20戦で争われた2017年のF1シーズンもいよいよ最終戦。すでにルイス・ハミルトンがドライバーズタイトル、メルセデスがコンストラクターズタイトルを獲得しているが、まだまだ戦いは終わっていない。
ドライバーズ選手権では、2位のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)と3位のバルテリ・ボッタス(メルセデス)が22ポイント、4位のダニエル・リカルド(レッドブル)と5位のキミ・ライコネン(フェラーリ)との差が7ポイントと逆転の可能性が残されている。さらにコンストラクターズ選手権では5位のウィリアムズと6位のトロ・ロッソとの差が12ポイント差、以下、8位のハースまでが6ポイント差でひしめいており、賞金をかけた戦いは激しさを増している。今年で9回目を迎えるF1アブダビGPのフリー走行1回目は現地時間13時にスタート。気温は26℃、路面温度は43℃。しかし、予選と決勝は夕方の17時にスタートして気温が大きく下がるため、マシンセッティングに挑戦をもたらす。ピレリはF1アブダビGPにソフト(イエロー)、スーパーソフト(レッド)、ウルトラソフト(パープル)という最も柔らかいレンジの3種類のコンパウンドを選択。フリー走行ではウルトラソフトで走行を開始するドライバーが多く見られた。コースにラバーが乗っていない序盤はコースオフやスピンを喫するドライバーも見られたが、セッションが進むにつれて路面は改善。タイムはすぐに改善していった。今回のフリー走行1回目では、ハースはケビン・マグヌッセンに代えてアントニオ・ジョヴィナッツィ、フォース・インディアはエステバン・オコンに代えてジョージ・ラッセルを起用している。フリー走行1回目のトップタイムはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)の1分39秒006。2番手には0.120秒差でルイス・ハミルトン(メルセデス)、3番手には0.148秒差でマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が続いた。以下5番手のバルテリ・ボッタスまでが1分39秒台に入れている。トラックレコードは、2011年に予選Q2でルイス・ハミルトンが記録した1分38秒434となっている。マクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが7番手タイム、ストフェル・バンドーンが8番手タイムとトップ10圏内で1回目のセッションを終えた。F1アブダビGP フリー走行2回目は、この後22時(現地時間17時)からスタートする。2017 第20戦 F1 アブダビグランプリ フリー走行1回目順位Noドライバーチームベストタイム周回15セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分39秒00622244ルイス・ハミルトンメルセデス1分39秒12624333マックス・フェルスタッペンレッドブル1分39秒1541547キミ・ライコネンフェラーリ1分39秒51822577バルテリ・ボッタスメルセデス1分39秒74129611セルジオ・ペレスフォース・インディア1分40秒29323714フェルナンド・アロンソマクラーレン・ホンダ1分40秒5221982ストフェル・バンドーンマクラーレン・ホンダ1分40秒56915919フェリペ・マッサウィリアムズ1分40秒72326103ダニエル・リカルドレッドブル1分40秒773291135ジョージ・ラッセルフォース・インディア1分41秒13126128ロマン・グロージャンハース1分41秒306241318ランス・ストロールウィリアムズ1分41秒581271410ピエール・ガスリートロ・ロッソ1分41秒646281555カルロス・サインツルノー1分41秒748231694パスカル・ウェーレインザウバー1分41秒752251727ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分41秒864261850アントニオ・ジョビナッツィハース1分42秒06521199マーカス・エリクソンザウバー1分42秒344282028ブレンドン・ハートレートロ・ロッソ1分42秒58535