2017年のF1世界選手権 第17戦 アメリカグランプリの予選が21日(土)にテキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が圧倒的な速さでポールポジションを獲得した。通常、フリー走行3回目と予選とのインターバルは2時間だが、夜に開催されるジャスティン・ティンバーレイクのコンサートが始まるまで、より多くの観客が会場に残れるように空き時間が4時間に延長され、開始時間は現地時間16時に変更された。
快晴のサーキット・オブ・ジ・アメリカズ。気温31.3℃、路面温度39.5℃のドライコンディションでセッションはスタートした。F1は、今週末のF1アメリカGPで乳がん啓発活動をサポートしており、ピットレーンのラインを含めてサーキットのエレメントをピンクに変更。各チームもピンクのレーシングギアを使用したり、F1マシンにピンクの装飾やピンクリボンを掲載するなど、活動をサポートしている。ピレリは、サーキット・オブ・ジ・アメリカズに昨年よりも軟らかいソフト、スーパーソフト、ウルトラソフトという3種類のコンパウンドを選択。乳がん啓発活動のサポートの一環としてウルトラソフトの識別カラーはピンクに変更されている。ポールポジションを獲得したのはメルセデスのルイス・ハミルトン。今週末の全てのセッションでトップタイムを記録し、コースレコードを更新する1分33秒108をマークする圧巻の走りで、今シーズン11回目、通算72回目のポールポジションを獲得。2番手に0.239秒差でセバスチャン・ベッテル(フェラーリが続き、フロントローに並ぶ。2列目にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)とダニエル・リカルド(レッドブル)、キミ・ライコネン(フェラーリ)は3列目5番グリッドとなった。マクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソがQ3進出を果たして9番手、ストフェル・バンドーンはQ2で敗退して13番手だった。今大会からルノーに移籍したカルロス・サインツは、Q3進出を果たして8番手、グリッド降格が決定しているニコ・ヒュルケンベルグはQ2でアタックを行わず15番手。トロ・ロッソでF1デビュー戦となったブレンドン・ハートレーはQ1で敗退して18番手、復帰戦となったダニーエ・クビアトは12番手だった。決勝では、ストフェル・バンドーン(5グリッド)、マックス・フェルスタッペン(15グリッド)、ニコ・ヒュルケンベルグ(20グリッド)、ブレンドン・ハートレー(25グリッド)がエンジン交換によって降格することが決定している。F1アメリカGPの決勝は、22日(日)の28時(現地時間14時)から行われる。2017年 第17戦 F1 アメリカグランプリ 予選 結果順位ドライバーチームQ1Q2Q31ルイス・ハミルトンメルセデス1分34秒8221分33秒4371分33秒1082セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分35秒4201分33秒8401分33秒3473バルテリ・ボッタスメルセデス1分35秒3091分33秒7931分33秒5684ダニエル・リカルドレッドブル1分35秒9911分34秒1031分33秒5775キミ・ライコネンフェラーリ1分35秒6491分33秒8401分33秒5776マックス・フェルスタッペンレッドブル1分34秒8991分34秒7161分33秒8687エステバン・オコンフォース・インディア1分35秒8491分35秒1131分34秒6478カルロス・サインツルノー1分35秒5171分34秒8991分34秒8529フェルナンド・アロンソマクラーレン1分35秒7121分35秒0461分35秒00710セルジオ・ペレスフォース・インディア1分36秒3581分34秒7891分35秒14811フェリペ・マッサウィリアムズ1分35秒6031分35秒155 12ダニール・クビアトトロ・ロッソ1分36秒0741分36秒529 13ストフェル・バンドーンマクラーレン1分36秒2861分35秒641 14ロマン・グロージャンハース1分36秒8351分35秒870 15ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分35秒740  16マーカス・エリクソンザウバー1分36秒842  17ランス・ストロールウィリアムズ1分36秒868  18ブレンドン・ハートレートロ・ロッソ1分36秒889  19パスカル・ウェーレインザウバー1分37秒179  20ケビン・マグヌッセンハース1分37秒294  ルイス・ハミルトン ポールポジションラップ (2017年 COTA)OO.ready(function() {window.pp = OO.Player.create("player", "tyOTk0ZDE6DAN8CjvAQnvMMAbTzjGjSd");});【予選Q1】最初にコースに出て行ったのはトロ・ロッソのダニール・クビアト。ウルトラソフトを装着し、1分37秒682を記録。全車アタックを終えた段階でルイス・ハミルトンが1分34秒822でトップに立つ。2番手にはマックス・フェルスタッペン、3番手にはバルテリ・ボッタスが続いた。メルセデス勢とフェラーリ勢はスーパーソフトでQ1を突破。一方、レッドブル勢はウルトラソフトでのアタックとなった。Q1ではザウバーの2台、ランス・ストロール(ウィリアムズ)、ブレンドン・ハートレー(トロ・ロッソ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)が敗退となった。【予選Q2】ルイス・ハミルトンがウルトラソフトでいきなりコースレコードを更新する1分33秒560を記録。バルテリ・ボッタスも1分33秒台のタイムで続く。15グリッドの降格が決定しているマックス・フェルスタッペン(レッドブル)はスーパーソフトでタイムを記録。同じく20グリッド降格が決定しているニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)はアタックを行わなかった。Q2ではフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)、ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)、ストフェル・バンドーン(マクラーレン・ホンダ)、ロマン・グロージャン(ルノー)、ニコ・ヒュルケンベルグが脱落。【予選Q3】ルイス・ハミルトンが1回目のアタックでコースレコードをさらに更新する1分33秒108を記録。2番手に0.239秒差でチャンピオンシップを争うセバスチャン・ベッテルが続いた。
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