2017年のF1世界選手権 第17戦 アメリカグランプリのフリー走行2回目が20日(金)にテキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がコースレコードを更新してトップタイムを記録した。午前中は雨によりウェットコンディションで始まったF1アメリカGPだが、午後は晴れ間も見え、気温25.2℃、路面温度30.6℃のドライコンディションでフリー走行2回目はスタートした。
サーキット・オブ・ジ・アメリカズは、スタートから1コーナーにかけてが特徴的。序盤のアップヒルを抜けると、ポールポジションから3~4台が並んでコーナーに飛び込むことも珍しくない。さまざまなライン取りが可能なレイアウトでオーバーテイクのチャンスも多く、高速でテクニカルなレースが繰り広げられる。序盤、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がターン19でコントロールを失ってスピン。広いランオフエリアのグラベルまで滑っていったが、何とかグラベルを抜けてコースに戻った。だが、このスピンによりソフトタイヤを1セット駄目にしている。ピレリは、サーキット・オブ・ジ・アメリカズに昨年よりも軟らかいソフト、スーパーソフト、ウルトラソフトという3種類のコンパウンドを選択。乳がん啓発活動のサポートの一環としてウルトラソフトの識別カラーはピンクに変更されている。フリー走行2回目のトップタイムを記録したのはルイス・ハミルトン。サーキット・オブ・ジ・アメリカズのコースレコードを更新する1分34秒668というタイムを記録した。2番手には0.397秒差でマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手にはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が続いた。だが、ベッテルはセッション中にトラブルが発生し、11周しか周回を重ねることができなかった。以下、バルテリ・ボッタス、ダニエル・リカルド、キミ・ライコネンとランキング上位3チームがトップ6を占めた。マクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが上位3チームに続く7番手タイムを記録。午前中はハイドロ系のトラブルで4周しか走れなかったアロンソだったが、午後は順調に周回を重ね、28周を走行して1分36秒304をマーク。チームメイトのストフェル・バンドーンは1分37秒463で14番手だった。今大会からルノーに移籍したカルロス・サインツは11番手タイムを記録。フリー走行1回目に続いてニコ・ヒュルケンベルグを上回るタイムを記録した。トロ・ロッソは、フリー走行2回目からダニール・クビアトがステアリングを握り13番手。今回がF1デビューとなるブレンドン・ハートレーは17番手タイムでセッションを終えた。金曜日の時点では、ブレンドン・ハートレーが25グリッド降格、ニコ・ヒュルケンベルグが20グリッド降格、ストフェル・バンドーンが5グリッド降格が確定している。F1 アメリカグランプリ フリー走行3回目は、明日21日(土)の25時(現地時間11時)、予選が28時(現地時間14時)から行われる。2017 第17戦 F1アメリカグランプリ フリー走行2回目順位Noドライバーチームベストタイム周回144ルイス・ハミルトンメルセデス1分34秒68826233マックス・フェルスタッペンレッドブル1分35秒0653035セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分35秒19211477バルテリ・ボッタスメルセデス1分35秒2793953ダニエル・リカルドレッドブル1分35秒4632467キミ・ライコネンフェラーリ1分35秒51429714フェルナンド・アロンソマクラーレン・ホンダ1分36秒30428819フェリペ・マッサウィリアムズ1分36秒46030911セルジオ・ペレスフォース・インディア1分36秒481281031エステバン・オコンフォース・インディア1分36秒490341155カルロス・サインツルノー1分36秒529301227ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分36秒534181326ダニール・クビアトトロ・ロッソ1分36秒671401420ケビン・マグヌッセンハース1分37秒28517152ストフェル・バンドーンマクラーレン・ホンダ1分37秒463311618ランス・ストロールウィリアムズ1分37秒788271739ブレンドン・ハートレートロ・ロッソ1分37秒987411894パスカル・ウェーレインザウバー1分38秒16535199マーカス・エリクソンザウバー1分38秒26222208ロマン・グロージャンハース1分38秒38726関連:【動画】 F1アメリカグランプリ フリー走行2回目 ダイジェスト
全文を読む