F1ハンガリーテストが2日(水)、F1ハンガリーGPが開催されたハンガロリンクで2日目を迎え、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がトップタイムを記録。ロバート・クビサ(ルノー)は4番手タイム、松下信治(ザウバー)が13番手タイムだった。2日間にわたって開催された今季2度目のインシーズンテストとなったF1ハンガリーテスト。若手ドライバーテストも兼ねるこのテストでは多くのチームが育成ドライバーや下位カテゴリーで戦う若手ドライバーを走らせた。
2日目のトップタイムを記録したのはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。午前中に記録した1分17秒124がこの日の最速タイムとなった。フェラーリは午前中の途中からキミ・ライコネンがテストを引き続き、3番手タイムとなる1分17秒842を記録している。2番手タイムを記録したのはマクラーレン・ホンダのランド・ノリス。マクラーレンの育成ドライバーで現在ヨーロッパF3選手権で2位につけている17歳のノリスは、トップから0.261秒差の1分17秒385をマーク。F1ハンガリーGPでフェルナンド・アロンソが予選Q3で記録したタイム(1分17秒549)を0.164秒上回る走りをみせた。4番手タイムは記録したのはルノーのテストを担当したロバート・クビサ。2011年のラリー事故以来6年ぶりの公式テストでの走行となったクビサは142周を走行して1分18秒572をマーク。交代が噂されているジョリオン・パーマーがF1ハンガリーGPの予選Q2で記録したタイム(1分18秒415)には、0.157秒及ばなかった。トロ・ロッソは、カルロス・サインツが午前、ダニール・クビアトが午後にテストを行いそれぞれ6番手と7番手タイムを記録。フォース・インディアは午前中にゲルハルト・ベルガーの甥でDTMに参戦するルーカス・アウアーが7番手タイムを記録。午後にはヨーロッパF3選手権に参戦中のニキータ・マゼピンがテストを引き継ぎ、9番手タイムを記録した。メルセデスは、前日に引き続き、ジョージ・ラッセルがテストを担当。今年GP3で首位に立つ育成ドライバーのラッセルは、来季に導入されるハローを装着したマシンでも走行を行った。レッドブルは、日本でスーパーフォーミュラに参戦中のピエール・ガスリーがテストを担当107周を走行して10番手タイムだった。ウィリアムズは、F2ドライバーのルカ・ギオットが走行。この日最多となる161周を走行して11番手タイムだった。ハースは、前日に引き続き育成ドライバーのサンティノ・フェルッチがテストを担当。ハンガリーからF2に参戦するフェルッチは116周を走行して12番手タイムだった。ザウバーは、ホンダの育成ドライバーの松下信治がテストを担当。121周を走行し、最下位タイムとなる1分21秒998で初のF1テストでの走行を終えた。今回の松下信治のテスト走行は、ホンダとのエンジン契約の一環として実現したが、先週、ザウバーはホンダとの契約解消を発表した。2017 F1ハンガリーテスト 2日目 結果順位ドライバーチームベストタイム周回1セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分17秒124402ランド・ノリスマクラーレン・ホンダ1分17秒385913キミ・ライコネンフェラーリ1分17秒842604ロバート・クビサルノー1分18秒5721425カルロス・サインツトロ・ロッソ1分18秒850686ダニール・クビアトトロ・ロッソ1分19秒116547ルーカス・アウアーフォース・インディア1分19秒242498ジョージ・ラッセルメルセデス1分19秒391909ニキータ・マセピンフォース・インディア1分19秒6924810ピエール・ガスリーレッドブル1分20秒33710711ルカ・ギオットウィリアムズ1分20秒41416112サンティノ・フェルッチハース1分29秒99411613松下信治ザウバー1分21秒998121
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