F1若手ドライバーテストが12日(水)、フランスのマニクール・サーキットで2日目を迎えた。2日目のトップタイムを記録したのは、ジュール・ビアンキ。初日はフェラーリでテストを実施したジュール・ビアンキは、この日フォース・インディアで走行。ジュール・ビアンキは、初日よりも1.5秒速い、1分16秒467というタイムを記録。
このタイムは、2008年に最後のF1フランスGPでキミ・ライコネンが記録したポールタイムよりも100分の2秒遅いだけだった。2番手は、初日に引き続きW03をドライブしたサム・バード。トップから約1秒遅れとなる1分17秒482というタイムを記録した。新しいコアンダ・エキゾーストの評価を続けるメルセデスには、ミハエル・シューマッハがオブザーバーとして参加。サム・バードは、メルセデスのアップグレードについてミハエル・シューマッハと意見を交わしていた。フェラーリは、ダビデ・リゴンがテストを担当。空力作業と新しいフロントウイングでの走行を繰り返した。F1 マニクール若手ドライバーテスト 2日目順位ドライバーコンストラクターズベストタイム周回 1ジュール・ビアンキフォース・インディア1分16秒467117 2サム・バードメルセデスAMG1分17秒482125 3ダビデ・リゴンフェラーリ1分17秒925163ジュール・ビアンキ (フォース・インディア)「本当に楽しい一日だったし、こんなに多くのラップを走れて最高だ。チームとは金曜フリー走行で何度も一緒に作業をしているけれど、一日中マシンで過ごせば、もっと多くのことができるし、実際に限界を探っていくことができる。コントロールシステムをさらに理解するチャンスだったし、思い燃料と軽い燃料のマシンを両方経験できた。チームからはセットアップ作業を求められていたし、一日を通してラップタイムが改善させることができた。今日のマシンに乗った時間はとても貴重だし、シーズンの残り7戦でさらにチームを手助けすることができると思う」サム・バード (メルセデスAMG)「テストの2日目もとてもポジティブだった。達成したかったパフォーマンス・アイテムの評価を含め、予定していたプランはうまく完了させることができた。ここまでの結果には満足しているし、確認するための多くの情報があるので、マシンの改善に役立つことを願っている。今週、再びF1マシンを走らせ、開発プログラムを手伝うことは素晴らしい経験になった。このチャンスを与えてくれたチームに感謝したい」ダビデ・リゴン (フェラーリ)「マニクールには他のカテゴリーで2回来たことがあるけれど、ここでF1マシンをドライブするのは信じられない感覚だ! 最初はとても興奮していたけど、10周後には今日の忙しいプログラムに完了することに集中することができた。多くの周回を重ねることでマシンのなかでフィーリングが改善するチャンスを得られたし、シミュレーターでの作業と本物のマシンでトラックを走ることの違いも理解していくことができた。このトラックが技術的に完璧なことも役に立ったと思う」