F1若手ドライバーテストが11日(火)、フランスのマニクール・サーキットで初日を迎えた。マニクール・テストには、フェラーリ、メルセデスAMG、フォース・インディアの3チームが参加。トップタイムを記録したのは、フェラーリのテストを担当したジュール・ビアンキ。空力開発プログラムの一環として新しいフロントウイングをテストしたジュール・ビアンキは1分18秒070を記録。
だが、ジュール・ビアンキは、メカニカルトラブルでシャトー・ドーでストップし、早めに走行を切り上げた。2番手タイムは、フォース・インディアのテストを担当したルイス・ラジア。64周を走行し、1分18秒535を記録。フォース・インディアは新しいフロントウイングをテスト。ルイス・ラジアは午後に高速シケインのイモラでスピンし、赤旗の原因となった。3番手タイムを記録したのはメルセデスのテストを担当したサム・バード。メルセデスは、新しいコアンダ・エキゾーストを公開し、注目集めた。明日のテストでは、ジュール・ビアンキがフォース・インディアのテストを担当。フェラーリはダビデ・リゴンがテストを引き継ぎ、メルセデスはサム・バードがテストを継続する。F1 マニクール若手ドライバーテスト 初日順位ドライバーコンストラクターズベストタイム周回 1ジュール・ビアンキフェラーリ1分18秒07087 2ルイス・ラジアフォース・インディア1分18秒53565 3サム・バードメルセデスAMG1分19秒09495ジュール・ビアンキ (フェラーリ)「今日はいろいろな空力コンポーネントを試した。マシンにとっては大きな進化ではないけど、レースの金曜日にすでに試していたもので、いくつかデータを確認するためにここに持ち込んだ。今年のクルマをドライブしたのは初めてだったので、経験を積むには素晴らしい機会だった。すぐに快適に感じられたし、ペースも良かったけれど、タイムを出したかったセッション終了間際に小さな電気系の問題が発生した。それ以外は本当にポジティブな一日だった。このサーキットを走るのは本当に好きだし、特にコース特性はテストに向きいていると思う」サム・バード (メルセデスAMG)「今日はとても生産的なテスト初日だったし、予定していたプログラムを全て完了できた。再びマシンに戻れて素晴らしい気分だったし、一瞬一瞬を楽しんだ。マニクールはF3マシンで走ったことがあったけど、今日F1マシンで走れたことは素晴らしい経験になったと思う。ここのレイアウトは素晴らしいし、スムーズだけど、かなりチャレンジングでもある。今日は多くのデータを収集できたので、今夜時間をかけて調べていく。明日もいい一日を過ごせることを楽しみにしている」ルイス・ラジア (フォース・インディア)「F1マシンでの時間を過ごすことは常に貴重だし、今日は本当に有益だった。チームのことを理解し、マシンに慣れるチャンスを得られた。一番のチャレンジはステアリングホイールにあるすべてのスイッチに慣れることだ。良い経験だったし、マシンのシステムは全て学習べたと思う。KERSも初めて体験できた。午前中はマシンにいくつか問題があったので、今日の走行の大半は午後だったんだけど、路面はラバーが載るとどんどん速くなっていく。午後の走行中にいくつか改善できたし、バランスの調整もうまくいった。チームとの仕事は本当に楽しかったし、今後もチャンスを得られることを願っている」