ルノーのパット・シモンズは、スペイン前に行ったアップデートにより、ライバルに対して1周あたりでコンマ3秒縮めることができたと語った。今シーズン、困難なスタートを迎えたルノー。しかし、ヨーロッパラウンドの初戦となるスペインGPでは、“背びれ”エンジンカバーをはじめ、19個の新しいパーツを導入。フェルナンド・アロンソが予選2番手を獲得し、ネルソン・ピケJr.もQ3に進出するなど、大きな進歩をみせた。
ルノーのエンジニアリング・エグゼクティブ・ディレクターを務めるパット・シモンズは、フェラーリとのギャップはまだ大きいとしながらも、ルノーR28はかなりの進歩を遂げたと語った。「バルセロナではコンマ3秒は縮められたといえる。モナコやトルコでも同じようにいくかどうかはわからない。しかし、現時点での証拠がそう示している。」「我々は正しい方向に進んでおり、多くのことに取り組んだ。我々は作業を続けなければならない。ギャップはまだかなり開いており、フェラーリとの差は非常に大きい。やらなければならないことがたくさんあるが、方向性には満足している。」「先週、マシンに19ヶ所の開発を行い、それらの全てを装着し取り組んだ。我々はそれをもっと続けなければならない。」
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