ルノーのCEOを務めるルカ・デメオは、アルピーヌのブランドをF1で使用するのは、テクノロジーの開発が目的ではなく、F1を“メディア”として使用することを目的をしていると語る。ルカ・デメオは、2016年からワークスチームとして参戦してきたルノーF1チームを、2021年からアルピーヌF1へとリブランディングすることを決定している。
「ルノー・スポールの人々は、電気自動車のエンジニアリングソリューションで忙しいので、ルノーとしてF1で43年間過ごした後、スポーツの歴史にアルピーヌブランドも刻印できないかどうかを自問した」とルカ・デメオは語った。だが、ルノーの技術的な焦点が電化であるならば、なぜルノーは単にF1を撤退して、代わりにフォーミュラEを参戦しなかったのか?「誰もフォーミュラEを見ていないからだ」とルカ・デメオは語った。「自動車産業が環境に与える影響に関連する要件を満たすためにはF1を開発する必要があるという原則に基づいて進めている」「私は世界選手権を開催しているわけではないが、2024年または2025年までにF1で電気技術がより広く使用されるようになると思っている」しかし、本質的には、ルノーは現在、F1を“非常に重要なコミュニケーションプラットフォーム”として使用しているとルカ・デメオは語った。「チャンピオンシップは約5億人の視聴者に見られているので、個人的には、ブランドの人気を高めるためのメディアとして使用している」
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