グループ・ルノーは新CEOに就任したルカ・デメオのもと組織体制変更を実施。ルノーF1チームは2021年から『アルピーヌ』を名乗ることになるのではないかと噂されている。グループ・ルノーは9月3日(木)、個別の取締役が率いる4つの「ビジネスユニット」で構成される新たな組織体制に移行することを発表した。声明によると『ルノー』『アルピーヌ』『ダシア』、そして、『新たなモビリティー』に注力する4部門に分けられる。
ルノーブランドはルカ・デメオが直接統括することになり、現在のルノーF19のチーム代表を務めるシリル・アビテブールはアルピーヌのビジネスユニットの“クリエーション、オーガナイゼーション、インプリメンテーション”を担当するリーダーに任命された。ルノーの新CEOであるルカ・デメオは、モータースポーツの大ファンであり、ルノーのレース部門の遺産を尊重している。彼はバルセロナでのF1スペインGPに姿を見せており、数日後にチームが2021年から2025年までの新しいコンコルド協定にサインしている。「我々はルーツを見つけなければならない」とルカ・デメオは Le Point のインタビューで語った。「ルノーの魂はフランスのルーツにあると私は確信している。このブランドは常に他より創造的であり、その文化の中にある。現代性と革新性を発揮しなければならない。ルノーは自動車産業の新しい波を体現することができまる」「アルピーヌブランドは、非常に具体的でニッチなアイデンティティを持ち、非常にスポーティで、非常にフランス的だ」最近、ルノーはまったく新しいモダンなデザインでアイコニックなアルピーヌ A110をリニューアルしており、スポーティで楽しいアイデンティティとしてブランドを再確立しようとする動きがあるようだ。アルピーヌは現在、世界耐久選手権のLMP2カテゴリでレースを行っており、グループ・ルノーは、F1チームがレースを行う“ルノー・スポール”ブランドと並んでアルピーヌブランドを再編成しようとしていると噂されている。
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