ルノーF1チームのブレーキシステムにまつわる“ブレーキゲート”スキャンダルに有罪判決が下された場合、どのようなシナリオが考えられるかについて f1sport.it が考察した。F1日本GPのレース終了後、レーシングポイントは、ルノーが不正行為をしているとして12ページの書類をFIAに提出。ルノーはブレーキバランスを自動的に調整するシステムを使用していると考えられている。
元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、実際にルノーがそのようなシステムを使用していれば、大きなアドバンテージを得ているはずだと語る。「これはドライバーの知識なしには起こり得まない。レーサーとして、ブレーキバランスを自分で調整する必要がない場合は、合点がいかない...」とラルフ・シューマッハはコメント。「ドライバーはブレーキバランスを調整する責任がある。これが自動的に行わていれば、コーナーでかなりのアドバンテージを得られる。ブレーキを遅らせて、高速でコーナーを通過できる。自動システムは、常に人間よりも優れている」イタリアの f1sport.it は、少なくともルノーは数レースで失格になる可能性があるしまた、長い間システムを使用していた場合、“大きな出場停止”に直面する可能性があると推測する。「可能なシナリオは何? FIAがレーシングポイントに同意する場合、ルノーがこのメカニズムを採用した時期に大きく依存する」と同紙は報道。「これが最近にしか起こっていなかった場合、連盟はそれらのGPからマシンを失格にするという決定を下すだろう」「一方で、このシステムがずっと長く使用されていた場合、考えるのは難しいが、ドラスティックな決定が必要になる」「FIAのテクニカルディレクターであるニコラス・トンバジスがどのような決定するかを待つしかない」「彼らは大きな出場停止に直面する可能性がある」FIAが不正行為を犯したチームを最後に罰したのは2007年のマクラーレンの“スパイゲート”スキャンダルまで遡る。フェラーリの機密情報を使用したマクラーレンは、選手権から除外され、1億ドルの罰金を科せられている。
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