ルノーのF1チーム代表シリル・アビテブールは、F1運営の“成熟度”が向上したことでチームは若いドライバーにも対応できるようになったと考えている。今年、ルノーF1チームのドライバーは2人とも30代だが、来年はダニエル・リカルドのチームメイトとして22歳のエステバン・オコンと契約。また、シリル・アビテブールは今後数年以内にアカデミーのドライバーの1人をF1に乗せたいというルノーの熱意を強調した。
2019年にエステバン・オコンを見送ったことについて「昨年、ダニエルという熟練したドライバーを獲得する機会を与えられたとき、それが重要だったと思う」とシリル・アビテブールはコメント。「一度ルノーがそれを手に入れた今、新鮮な血を入れるには適切な瞬間だと思うし、それはチーム全体で見られる傾向だと思う」「我々はアカデミーで若いドライバーに投資している。2021年にはF1にそのアカデミーからドライバーを1人が起用できることを期待している」「我々のラインナップで若いドライバーを迎え入れて準備できることはダイナミックなシフトだ。2年前にはできなかったことだが、チームの成熟度が増し、今ではそれを想像できるようになった」「20代や22歳のドライバーを管理するのは、30代のドライバーを管理するのとは異なることであるため、管理できるかどうかを確認する良いテストにもなる」シリル・アビテブールは、ルノーは2021年に次のレギュレーションサイクルが始まるときに突破口を開くことを目指しており、2020年はルノーの長期的な抱負の一環としてまた学習の年になる可能性が高いと警告した。F1で上位争いをすることについてシリル・アビテブールは「それには時間がかかる。正直に言って、多くの人々が望むより、我々望むよりも多くの時間がかかる」とコメント。「我々は、短期的に結果とパフォーマンスを発揮することを期待される世界にいるが、それらのチームは非常に確立され、十分な資金を持ち、非常にうまく組織されている。トップ3に入るのは非常に困難だ」「しかし、それが明らかに我々がやろうとしていることであり、エステバンはその部分で我々を助けることができると信じている」「2020年と2021年のバランスを取り続けていく。2021年には大きな変化があり、リソースをどのように分割するかを慎重に検討する必要がある。エステバンはそれを認識している。他の多くのチームと違いはないが、2020年に学習し、適切に連携する機会を与えていく。そうすれば、2021年に完全な攻撃モードに入ることができる」
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