ルノーF1チームの特別アドバイザーを務めるアラン・プラストは、ダニエル・リカルドは大金を払ってでも獲得すべき価値のあるドライバーだったと考えている。今シーズン末でレッドブルとの契約が期限を迎えるダニエル・リカルドは、2019年から2年契約でルノーに移籍することを決断。ワークスチームとして復帰して以降、まだ表彰台にも上がっていないルノーへ移籍するニュースは衝撃を与えた。
ルノーは、ダニエル・リカルドに2000万ポンド(約28億9000万円)の2年契約を結んだと報じられている。現在、特別アドバイザーとしてルノーのF1プロジェクトに関与している4度のF1ワールドチャンピオンのアラン・プロストは、ダニエル・リカルドは、大金を支払うだけの価値があるドライバーだと語る。「ダニエルは他のドライバーたちより高価だ。チームを助けるためにそれが必要だったので我々はそうした」とアラン・プロストは Guardian にコメント。「金は問題ではない。だが、それは正当なものでなければならならない」「我々はその価値があると理解できない限りは金を使うつもりことはない。メルセデスやフェラーリは異なる哲学を持っているかもしれないがね」ダニエル・リカルドの獲得と同時にルノーはニコ・ヒュルケンベルグの残留も発表している。「我々には2人のトップドライバーがいる。おそらく今のF1で最高のラインナップのひとつだろう。彼らは、レッドブルやメルセデスの所属ではなく、ルノーのドライバーだ」「それはチーム内外のすべての人たちに対し、我々が現時点でベストで正しい選択をしたいと考えていることを示している」また、アラン・プロストは、ルノーのF1プロジェクトに関われることに満足しているとし、ルノーには、メルセデスのようなトップチームには提供することができない“面白い”チャレンジがあると語る。「必要なものが見えるようから私はそこにいる」とアラン・プロストは語る。「メルセデスは現在トップにいるし、私はそこではモチベーションを持てなかっただろう」「(ルノーが)トップに返り咲くのはかなり難しいことだし、私はそこに非常に面白みを見い出している」
全文を読む