ルノーのアラン・パーメイン(トラックサイド・オペレーション・ディレクター)は、F1アブダビテスト2日目にウィリアムズのテストを担当するセルゲイ・シロトキンは、F1シートに値する実力の持ち主だと語る。GP2とフォーミュラ・ルノー3.5のウィナーであるセルゲイ・シロトキン(22歳)は、過去2年間でルノーF1のテスト兼リザーブドライバーを務めている。
セルゲイ・シロトキンは、ルノーと契約を結んでいるが、F1アブダビテストでウィリアムズのF1マシンを走らせることを許可されている。フェリペ・マッサの後任として最有力候補に挙げられているのはロバート・クビサだが、ウィリアムズのCTOを務めるパディ・ロウは、セルゲイ・シロトキンが“ショートリスト”にいることを認めている。セルゲイ・シロトキンはF1シートに値すると感じているかと質問されたアラン・パーメインは「そう思っている。正直、本音でそう思う」と Autosport にコメント。「彼は我々と仕事をしているので、私が常にそう言うだろうが、彼にはペースがあると思っている。本当にね。それに彼には労働倫理があると言っておこう」セルゲイ・シロトキンは、今年ルノーでフリー走行1回目を担当したが、ロシアGPとスペインGPで序盤に故障に見舞われた。「彼は本当に不運だった」とアラン・パーメインは語る。「正直、彼は金曜日に十分な仕事をさせられなかった。彼は4回マシンをはしらせたが、2回は完全に故障に見舞われいたと思う」「だが、その時の彼のラップタイムを見れば、ウェットでの(ジョリオン)パーマーやインターミディエイトのライバルと比較して、彼はあまりクルアを走らせていないドライバーとしては良い仕事をしている。彼はとても速かった」「クルマの外では、私は彼をまったく責めることはできない。彼が取り組んでいる努力、オフィスでのフィードバック、エンジニアとの仕事上の懸命なところなど、まったく問題はない」ルノーのレースドライバーを務めるニコ・ヒュルケンベルグも、アラン・パーメインの評価に同意する。「彼はとても謙虚な男だ。彼はとても地道だし、とても勤勉な男だ」とニコ・ヒュルケンベルグはコメント。「残念ながら、彼はかなりの不運に見舞われた。数回FP1で走る機会があったが、技術的な問題があったり、天候が悪かったりと常に何かがあった。彼はかなりスキルのあるドライバーだと思うし、彼の実力を示すことができていないと感じている」ニコ・ヒュルケンベルグは、セルゲイ・シロトキンは“間違いなくチャンスに値する”とし、ウィリアムズがドライバー候補として彼を検討しているのは“確実”だと考えていると付け加えた。今年6月にルノーがロバート・クビサを評価した際、セルゲイ・シロトキンは別々の日に2012年マシンを走らせていたが、ロバート・クビサの方が速かったと報じられている。当時、セルゲイ・シロトキンは「書かれていることは部分的には事実だ」と述べていた、アラン・パーメインは、シロトキンがマスコミからひどい仕打ちを受けたと感じていると述べた。報道について質問されたアラン・パーメインは「彼らがフェアだとは全く思わない。マスコミが正しい情報を持っているとは思わない」とコメント。「それに正直、2日間で比較することにあまり意味はない」
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