ルノーF1のアドバイザーを務めるアラン・プロストは、マクラーレンにF1パワーユニットを供給するのはワークスチームを持つルノーには多少のリスクではあったが、チームの目標は全員を倒すことだと語る。マクラーレンとルノーは、2018年から3年間のF1エンジン契約を締結。長い歴史のなかで、マクラーレンとルノーが手を組むのは初めてとなる。
アラン・プロストは、ルノーは新しいパートナーであるマクラーレンを倒すという挑戦にと直面していると述べた。「マクラーレンと契約を締結できたことは良い業績だ。新しいパートナーを得るというだけでなく、ルノーの長期的な戦略において長いプロセスだった。我々は全てを手に入れたいと思っていた」とアラン・プロストは Sky Sports F1 にコメント。「競争相手として非常に強力がチームが我々と一緒にいるのはちょっとしたリスクだったが、我々にとっては良い子よだ。だが、ワークスチームとして全員を倒したい」「自分たちの手のなかに物事を置けるかの問題だった」ルノーは、2018年シーズンをもってレッドブルにエンジンを供給しないことを伝えたとされている。アラン・プロストは、レッドブルのジュニアチームであるトロ・ロッソがホンダから供給を受けることによる論争があると説明する。「我々はそのエンジン契約を受け入れたのは事実だ」とアラン・プロストは、トロ・ロッソとホンダとの契約に言及。「レッドブル系チームで、一方はルノー、一方はホンダというのは非常に難しい」「我々にとって何がベストかが重要だ。我々は将来の状況を改善したいと思っているからね」アラン・プロストは、ルノーが2019年のドライバーマーケットで重要な存在になっていることを望んでいると語る。「ドライバーマーケットは重要であり、我々は2018年には交渉がもう少しオープンにある立場にいる」とアラン・プロストはコメント。「2018年末には多くのドライバーが契約がなくなる。我々はチームとしてもっと良くなることを望んでいるし、来年は今よりも良くなっていることを証明し、マーケットの鍵を握る存在になりたいと思っている」ルノーは、2018年にニコ・ヒュルケンベルグのチームメイトとして、トロ・ロッソのカルロス・サインツを1年のローン移籍で獲得した。アラン・プロストは、カルロス・サインツが活躍した場合は、完全移籍も視野に入れていると語る。「来年、我々はカルロスを起用するが、彼はレッドブル・ファミリーの一員のままだ。だが、彼がパフォーマンスを発揮し、残留を望むのであれば、我々は解決策を捜していくことになるだろう」