ルノーのエンジニアを務めるリカルド・ペンティアドは、先週のF1ハンガリーテストでロバート・クビサのフィジカルに関する疑問は解消されたと述べた。ロバート・クビサは、F1ハンガリーテスト2日目にルノーの2017年F1マシン『R.S.17』をドライブ。ハンガロリンクで2レース分以上の距離となる142周を走破。スーパーソフトタイヤで4番手タイムとなる1分18秒572を記録した。
競争的なタイムと一貫性は、ロバート・クビサが、高速化され、体力的にも要求が厳しくなった2017年F1マシンをドライブすることはまったく問題がないとの見解を示した。「そのような疑問は忘れることができる。彼はハイブリッドカーを運転することにまったく問題はなかった」とリカルド・ペンティアドは Globo にコメント。テストを目撃した誰もが、ロバート・クビサのパフォーマンスとラップタイムに感銘を受けていたが、ロバート・ペンティアドは、クビサはもっと優れた走りをすることができたと主張する。「最も重要なことは、クビサは1周分だけの燃料で走っていたわけではないということだ」とリカルド・ペンティアドは付け加えた。「他にも顕著だったのは、彼が走った周回数だ。2レース分に相当する」「40度を超える暑さだったが、クビサは疲労を訴えてクルマから降りることはなかった」ラリーでの負傷で右腕に後遺症が残ることで、マシンのコントロールが妨げられる可能性があり、ロバート・クビサは右腕の筋力不足を考えれば、F1走行が実現しなくても“失望はしないだろう”と述べていた。しかし、リカルド・ペンティアドは、ロバート・クビサはステアリングホイールの最小限のレイアウト変更だけで、ルノーをドライブすることができたと述べた。「彼は何も困難を抱えていなかった」とリカルド・ペンティアドはコメント。「我々はステアリングホイールを介した多くの変更を彼に求めたが、彼は全てのノーマルな時間で成し遂げていた」