ルノーは、F1中国GPの土曜日に急遽、新ディフューザーを持ち込んだ。今週、FIA控訴裁判所が問題のディフューザーを合法と承認したことで、ルノーは早くも中国GPにダブルディフューザーを投入。新ディフューザーは、開口部を広く持ち上げたブラウンGPに近いコンセプト。
午前中にサーキットに到着したこのディフューザーは、一説にはフラビオ・ブリアトーレ所有の飛行機の座席を取り払って、エンストンのファクトリーから中国に届けられたという。このディフューザーは、1つしか持ち込まれず、ルノーはフェルナンド・アロンソのマシンにのみ装着。午前中はフィッティングの問題でフロアが焦げてしまい、わずか3周しかできなかったアロンソだが、予選では素早い適応力をみせ、2番グリッドを獲得した。(ただし、軽い燃料での走行だった)ルノー ディフューザー画像 左が新ディフューザー、右が旧ディフューザー画像を比較すると、ディフューザーだけではなく、排気口部とエンジンカバーの処理も変更されているのがわかる。ルノーは、リア周りだけなく、フロントウイングの形状もアップデートしている。中国GPにはマクラーレンも新ディフューザーを持ち込んでいるが、マクラーレンのデザインは、中央部を高くするトヨタに近いコンセプトとなっている。関連:マクラーレン、暫定版「ダブルディフューザー」を搭載 - 2009年4月17日F1 ディフューザー問題 - 2009年4月12日
全文を読む