ルノーは、今年のF1エンジン開発の12トークンのうち、11トークンを使用した。ルノーは、レッドブルとトロ・ロッソが使用することに備えて、今週末オースティンに2つの最新仕様のパワーユニットを持ち込んだ。だが、議論によって、新しいパワーユニットは早くてもブラジルGPまでデビューすることはないとされている。
ルノーのトラックサイド・オペレーション責任者のレミ・タフィンは、アップグレードには“コンマ2秒くらいの価値”があるが、エンジンペナルティが科せられることを考えると、導入を見送る“正当な理由”だったと述べた。「我々のゲインは、10グリッド降格ペナルティに対して、価値があるようには思えなかった」とレミ・タフィンは述べた。「また、ウェットの際、レッドブル・ルノーはこの種のコンディションで非常に良いので、10グリッド降格ペナルティを受ける価値はない」「逆に、何名かがペナルティを受けるという決断をしているので、全体的に我々は今週末のエンジンを投入しないことに納得している」レミ・タフィンは、来週末のメキシコでは高低差によってクルマの仕様修正が求められるため、そこでもルノーが改良版エンジンを使用することを思いとどまらせたと述べた。「いくつかの正当な理由で、我々はメキシコで新しいエンジンでレースをすることはできない。クルマに異なるパッケージが必要になる」「エンジンのために製造されたものは、古い使用のためのものなので、そこで新しいエンジンを使用したくても、インストレーションのために実際にそれをすることはできない」「それは物流面のことだ。メキシコのパッケージンに対処するために冷却システムを変更する場合、いくつかのパーツを作らなければならない。そのパーツは古い仕様のために作られている」「それは未知なエリアになりそうなので、新しいエンジンでそのグランプリに臨むのは、いずれにしろベストではないと思う」レミ・タフィンは、ブラジルまでにリスクを軽減するために導入いていない仕事がまだたくさんあると認める。「それは全てマッピングとソフトウェアに関するものだ」「実際、それはこれ以上のリスクを冒したk内という事実に基づいているが、2〜3週間あれば、そこは違ってくると思う」ルノーが残った12番目のトークンを使う予定はあるか質問されたレミ・タフィンは「いいや。今のところ、それを使う計画はない」と答えた。「それをする価値があれば、我々はその時に実施すると思うが、現時点では考えていない」最後のアップグレードは0.2秒の価値があると考える一方で、レミ・ラフィンは、来シーズンには“0.5〜1秒以上”のゲインを目標にしていると述べた。「我々は埋めなければならないギャップが1秒だとわかっている。そこが我々の目標だ」関連:F1:パワーユニット開発の『トークン』とは?