ルノーは、もはやエンジン供給元としてF1を続けることがないことを明言し、レッドブルとの契約について再交渉していることを明かした。現在、ルノーはロータスの買収について詳細な詰めを行っており、同時に将来により大きな収益を得るべく、F1での歴史上のステータスを得るためにバーニー・エクレストンとも交渉を行っているとされている。
ルノーのカルロス・ゴーンCEOは、エンジン供給元としての時代が終わったことを初めて認めた。カルロス・ゴーンは、フランクフルトモーターショーで「我々はそれを終えたと非常に明白に述べた」とコメント。「我々はすでにF1当局に『エンジンプロバイターとして我々を当てにしないでください』と警告を出した。それはもう終わっている」「我々は契約を守る。問題はない。だが、エンジンのデベロッパーおよびサプライヤーとしてのルノーの時代はストップした」ルノーは、2016年末までレッドブルとトロ・ロッソと契約を結んでおり、レッドブルにはナンバー1ステータスを約束している。しかし、レッドブルは一年早い契約の解消を要請したとみられており、ライバルのメルセデスが供給しないことを決めたことで、2016年からフェラーリのエンジンを獲得するために取り組んでいるとされている。「現在、我々は契約を再交渉していると思う。契約がどのような結末になるかを言うにはまだ早い」同時にカルロス・ゴーンは、2010年から2014年までのドライバーズ選手権およびコンストラクターズ選手権を4連覇したレッドブルの原動力となったにも関わらず、レッドブルによってなされたルノーへの批判に対して不快感を表明した。ルノーは、V6ターボ時代に適応するのに苦労しており、レッドブルのオーバーであるディートリッヒ・マテシッツ、チーム代表クリスチャン・ホーナーは公にルノーを批判している。「残念ながら、我々がチャンピオンシップに勝っていたときは、ルノーの名前は決して口にされなかった。勝っていたのはチームだった」「そのため、我々はこの投資へのリターンが非常に弱いものだと感じ始めた」「テクノロジーが変わり、V8エンジンから現在のテクノロジーに移行した際、我々のエンジンを使用しているチームのいくつかがうまく料理できなかった事実によってそれは強められた。彼らがパフォーマンスを発揮できない理由はエンジンになった」「非常にうまくいっているときは決して言及しないが、チームに問題があったときには最初に指摘される」「批判は公平か不当化? 私はそれが公平か不当かの問題だとは思わない」「これはスポーツだ。『私は負けたが、チームメイトは本当に良かった...』とは言えないものだ」「スポーツマンシップの問題だと思う。他の人々と一緒にスポーツで働いているときは、共にに勝ち、共にに負けるものだと我々は思っている」