アラン・プロストは、F1でのルノーとメルセデス間のエンジンバトルは今後数戦で変化し、勝利のための戦いが幕を開けると考えている。プレシーズンテストで困難な時間を過ごしたルノーは、まだメルセデスに対して巻き返しを図っているところだが、最近のレースでは良い進歩を果たしている。ルノーのアンバサダーを務めるアラン・プロストは、今後数週間がギャップを縮めるために役立つだけでなく、2014年のメルセデスの優位を終わらせるかもしれないと考えている。
ルノーのシーズン序盤について「ルノーは常に競争と挑戦を受け入れてきた」とアラン・プロストは述べた。「彼らはプログラムに少し遅れがあったし、メルセデスはずっと前にいたかもしれない。それはゲームの一部だ」「メルセデスは同時にシャシーとエンジンを仕上げていったことで、インテグレーションのレベルに差が生じている。我々はそれを受け入れる必要がある」「だが、最も重要なことは、出来る限り早く前進することだ。あと2〜3レース見守ってみよう。まったく異なる状況になるかもしれない」「ルノーは4回(レッドブルと2010〜2013年に)ワールドチャンピオンを獲得した。現在、彼らはアウトサイダーだ。それはチャンピオンシップにとっても良いことだ」ルノーエンジンへの計画的なアップデートがパフォーマンスを持ち上げるだけでなく、今後のイベントがパワーに依存しないトラックで行われることもルノーの成功への希望を押し上げている。バルセロナとモナコはダウンフォースが重要になるサーキットであり、そこはレッドブルが今シーズンここまで優れているエリアだ。